飯田・下伊那の言葉
こんにちは。
シモサワです。
仕事中は標準語(らしきもの)を使うクセがついているのですが、身内や友達との会話では飯田・下伊那弁が自然と出てきます。
今週は友人や身内と会うことが多くて、そんなことをふと思いました。
小さい頃はあまり気にすることなく使っていた方言ですけど、大人になっていろんな地域の人と交流するようになると、言葉に違いって気になるんですよね〜。
でも、言葉を気にすることなく話せるっていうのは、それだけ気持ちの距離が近いせいっていうのもあるんだなっていうことにも気づきました。
以前スナックをしているとき、遠方から来た方によく「飯田弁で話してみて」って言われたんですけど、いつも話しているようには話せないもの。
その時は何で話せないのか分からなかったんですけど、今思えば気持ちの距離感があったせいなのかもしれません。
飯田・下伊那の言葉って、へんな言葉が多いんですよね。
「あんじゃない」とか「おびちょ」とか「おかしま」とか。
(いまではあまり使う人は少ないですけどね)
ちなみに「あんじゃない」は「案ずることはない=心配ない」って言う意味で、多分公家言葉から来ているのだと思います。
(南北朝時代に逃げ延びてきた人たちから伝わったのかと思われます)
「おびちょ」は「お風呂」のこと。
「おかしま」は正座することです。
「みやましい」っていう言葉もあります。
意味は、きちんとしているとか礼儀正しいとか、立派だとか、見目麗しいとか(この辺りが語源っぽいように思います)・・・褒め言葉として使われます。
話しかけるときの「あのね」は「あんなぁ」って言いますし、語尾は「〜にぃ」(言い切る場合)「〜だらぁ」(同意を求める場合)「〜なぁ」(曖昧さをだす)を使います。
悪態を表す言葉もあります。
すねるは「きぶる」
ふてぶてしいとか、怠けている様は「どざえる」
悪いは「へぼい」
汚いは「びしょったい」
ずるいは「こすい」
地域外の人が聞くと面喰うので代表的な言葉。
たくさんある様を「だだくさまもない」
戸を閉めることを「戸をたつ」
後ろのことを「うら」
(うらは私もよく使ってしまって、通じないことがあります(汗))
まだまだたくさんある飯田・下伊那弁ですが、ふと思いついて書き留めておこうと書いた次第です。
みなさんの地域でも方言ってありますよね。
使う使わないは別として、郷土言葉として大事にしておきたいですね。
それでは、また〜。