「お客さんづくり」をすると良い事が広がる。
私は売上を上げるっていう表現をあまり使ったことがなく、そういう意識も低いです。
だから「私ってダメな奴だな」って、自分で思っていたんですよね。
でもよく考えてみると、それで商売をしてきたし、その考え方を変えようとしてもなかなか変われない...
なんでだろ? 自分で原因を探ってみました。
「そもそもお客さんって人だから、数字化するのが嫌い」っていうことが、私の根底にあったんです。
私は「売上を上げるっていうことは、自分のお客さんを増やす。」ことだと思っていて、ずっとこの感覚を大事にしています。
で、
「仕事を作るってことは、お客さんを作る。」ことだと...そういう感覚なんです。
私にとって商売するってことは「お客さんづくり」をすること。
スナック時代「売上を上げる」ということより、いかにして「お客さんを作っていくか、増やしていくか」ということがテーマでした。その感覚は今も変わらない。相手を「お金さま」としててではなく、血の通った「人さま」として見る。だからお客さんの好みもわかるし、行動も予測できる。見方って大事。
— 下澤美香《集客応援マネージャー》 (@itan6053) 2015, 12月 4
そのためにお客さんその人となりを、その人自身を知ろうとします。
知って、交流を重ねる。
結果的にお店に来てもらえる。
来てもらって終わりじゃなくて、また来てもらいやすいようにまた交流を続ける。
交流っていう表現もあまりしっくりこないですね...
ぶっちゃけていうと、お客さんと仲良くなること。
仲の良いお客さんと交流を続けること。その交流の延長線上に来店がくっついているといった感じです。
これが私にとってのお客さんづくりです。
私がしてきたお客さんづくりは、私の人生の支えにもなっている。
私が「お客さんづくり」っていうことにこだわるのは、売上を上げたいからという理由だけではないんです。
無い無いづくしの私でも商売ができる
私は、学歴無し、技術無し、資格無し、貯金無し、担保無し、家族無し。
そんなない無しづくしの私でも、お客さんのおかげで店舗を借りることができたし、店を立ち上げる資金繰りもできたし、そして何よりお客さんがいたから商売をやってこれました。
数々のピンチを乗り越えられた
トラブルメーカーではないのですが、何故か私の人生にはいろんなピンチが訪れます。
その都度乗り越えられたのは、お客さんたちが助けてくれたり、力を貸してくれたり...私一人だったら絶対に解決できなかったことが、お客さんたちのおかげで乗り越えてこれました。
仕事がもっと楽しくなるエクスマに出会えた
いろいろあって切羽詰まっていたとき、エクスマに出会いました。
そのきっかけをくれたのもお客さんだったし、お客さんのためになることはなんだろう、と考え方を深くするきっかけにもなったんです。
考えを深めていくと、いろんなことが理解できるようになって、結果的に「やっぱり仕事するって楽しい」と思うようになったんです。
お客さんづくりの基本は「連絡をとること」
お客さんづくりの基本は「お客さん本人と連絡を取る」ということ。
昔はお客さんとの連絡手段というのはすごく限られたものでした。
電話か手紙。
電話といっても、固定電話の時代は電話かけるにも一苦労しましたね〜。
必ずしも本人が出るわけではないので、繋いでもらうのに気を使ったり。
手紙を書いても返事が来るまではどきどきでした。
それに比べると、今は本当に連絡しやすい世の中になりましたよね。
SNSやWEBサービスの発達で、自分たちの活動も知ってもらいやすくなった。
知ってもらいやすいから、交流もしやすいですよね。
特別な用事を作らなくても、大義名分を作らなくても気軽に絡める。
自然とその人のことを知っていける。
連絡が取りやすいから「仲良くなりやすい時代」になったんだなって思うんです。
相性のいい人とはさらに仲良くなれるし、そうでもない人とはそれなりに(笑)
仲の良い人とは盛り上がりやすいから、楽しみやすいですしね。
良い事が広がりやすくなってるんだなって、そういう風に捉えています。
お客さんづくりをすると良い事が広がるよ。
私がSNSの使い方を通じてお客さんに伝えたい事はそういうことです。