珈琲がもたらすおもいで話。
こんにちはっ。
下澤美香です。
1月も今日で終わり。
今月は私にとって濃ゆい日々の連続だったせいか、「まだ1月だったのーーー?!」っていう気分です。
こんな気持ちになるのは、なんだか久しぶりだな。
そんなことを考えながらブログの更新です。
巷で話題のコーヒー「スコットブレンド」が私の手元にも届きました。
「スコットブレンド」を知らない方は藤村先生のこちらのブログを見てね♪
↓
昨日のブログにも書きましたが、私はコーヒーが好き。
一日中コーヒーを飲んでます。
今では無くてはならないほどコーヒーが好きですが、じつは22歳になるまでコーヒーが大っ嫌いでした。
コーヒーにいい思い出がないというのもあったんですけど、その美味しさがよくわからない。
そんなことが理由でした。
なのに、なぜここまでコーヒーが好きになったのか...
それはある上司と過ごした時間からでした。
コーヒーの美味しさを教えてくれた上司との出会い
22歳の頃、ある精密会社に就職しました。
たまたま水商売仲間の紹介があって、会社組織っていうのを知らなかったから勉強も兼ねてだたんですけど、仕事の内容が今までの接客業と全く違うので勝手が全然わからないんですよね。
事務職で入ったものの、事務員は私一人という...
最初の頃は電話の取り次ぎしかできなかったな〜。
そんなできない社員教育をしてくれたのがその会社の常務でした。
当時会社は合併したばかりで、内部がゴタゴタ。
その常務は地元が三重県で、単身赴任でその会社の再生に来てたんです。
無愛想で、ぶっきらぼうで、言葉がキツい。
毎日凹んでましたよ。ホント。
でもね、時おり寂しそうな空気を出すんですよね。
そりゃそうだよね〜。
地元を離れて、こんな辺鄙な山奥の会社に来て、毎日プンプンしなきゃいけないってけっこう大変なんだろうな〜。
おまけに部下はド素人だし(汗)
一生懸命仕事を覚えようとするんですけど、慣れないのでなかなか上手くいかない。
そこは常務もわかってくれていました。
だからこそ厳しかったけど、丁寧に教えてくれました。
私ね、この常務がとっても好きになりました。
(あ、色恋とかじゃないですよ〜)
でね、この常務の密かな楽しみは「コーヒーを飲むこと」
でも、会社にはインスタントしかなくて...飲むたびに「不味い...」って、寂しそうにしてるんですよね。
最初は「そもそも不味いものだから(私にとっては)美味しくないに決まってるじゃん。」って思ってたんですけど、「待てよ、常務が美味しいって思うコーヒーってどういうのなんだろう???」って思ったんです。
聞いてみたところ「コーヒーはコーヒーの旨さが出ているものなんだ。」しか答えてくれなくて...仕方なく自分で探すことにしたんですよね〜。
まず、コーヒーといえば喫茶店でしょ?
喫茶店の仕事もしていた私は喫茶店バージョンのコーヒーを入れてみようって思ったんです。
でも、私は美味しいと思ってないし。
だったら、まずは自分がコーヒーの美味しさを知らなきゃいけないのかも。
休みのたびに喫茶店巡りをして、だんだんコーヒーが美味しく思えるようになってきて...コーヒー豆を売ってもらって、コーヒーのドリッパーセットを買って、会社に持って行って常務に飲んでもらったんですよね。
その第一声が「焙煎が濃すぎる...」
え~~~~!
こんなに頑張ったのに〜!
ちょっと落ち込んだんですけど、そのあとに「でも、コーヒーだな。」って。
それからコーヒーのリクエストが多くなったんですよね。
そして「コーヒー豆を買うときはちゃんと経費を使え」って。それまで私が用意した分のお金をくれました。
「ありがとな。」ってポソッと...
それからも、いろんなコーヒー店を見つけては新しい豆を買って「今回の豆の味は...」なんていう話ができるようになりました。
この常務との出会いがなかったらコーヒーが美味しいと思うことがなかったと思います。
コーヒーの美味しさを知らなかったら、コーヒーを好きになることもなかったし、今回のコーヒーの購入するきっかけにもならなかったよな〜。
手元に届いた「スコットブレンド」を飲みながら、エクスマを読む。
こんな贅沢な気分も味わえなかったんですよね〜。
お掃除を終えた日曜日の昼下り。
そんなことを考えながら美味しい珈琲を頂いてます。
あ、そうそう、「スコットブレンド」は島珈琲さんのサイトから注文できますよ^^
気になる方は注文してみてくださいね〜。