5年ぶりの浜田省吾の姿をみて思うのは、青春には終わりがなくそれぞれの年代にそれぞれの青春があるってこと。
こんにちは。
シモサワです。
今日はクリスマスイブ。
みなさん、いかがお過ごしですか?
私は明日の姪っ子ちゃん、甥っ子ちゃんたちとのクリスマスパーティーに向けた準備をいそいそと進めています。
少し前まではこういったイベント事なんて...と小馬鹿にしていたんですけどね、やってみるとこれもなかなか楽しいものです。ちょっとしたことでも喜んでくれる姿をみるのはやっぱり楽しい。
人が喜ぶ姿って、自分の楽しみになるものなんですね。
さてさて、今日は先日行った浜田省吾のコンサートの感想を書いておこうと思います。
5年ぶりの浜田省吾(御年63歳)はやっぱりカッコよかった!
今回の会場は広島グリーンアリーナ。広島は浜田省吾さんの生まれ故郷です。
ご当地で開催されるコンサートって、雰囲気が違うんだろうな、さらには2011年から行われているチャリティコンサートなので、その雰囲気を味わいたくて今回の会場を選びました。
収容人数8,300人の座席は満席!
今回の座席は2階のスタンド席。
通路のすぐ後ろの席なので見晴らしもよく、ゆったりめな感じ。
18:00開演の予定通り、ステージが始まりました。
オープニングは1975年のデビュー曲「路地裏の少年」から。
デビュー当時、彼は23歳。
その曲を63歳になった彼が歌いあげます。
40年のギャプがあれば少しくらい違和感があって当然なのですが、違和感どころか、その曲の魅力は変わらないんですよね〜。
その後のナンバーも80年代の曲が続きますけど、まったく違和感なし。多少のアレンジは入りますけど、それが無理なく今の彼の姿にピッタリ!
もう、興奮しまくりです(笑)
そして、代表曲のひとつである「J.BOY」も、もちろんかかりました。
スタイルが多少変わっても、その精神は全然変わらない!
これが彼の魅力なんですよね〜。
自分が好きな理由をちゃんと考えれば、他人の意見に惑わされないようになるよね。
私ね、浜田省吾の歌がなぜ好きなのか...その理由をちゃんと考えたことがなかったんですよね。そもそも好きになったきっかけは、若い頃にお付き合いしていた彼氏の影響だったし(笑)
その彼とお別れしてからもなぜかずっと聴き続けていました。
でも、「浜田省吾が好きだ」っていうと当時はミーハー扱いされたし、この歳になっていうと「あー、懐かしいよね」って言われちゃうから、あまり言わないようにしてました。
好きな理由をちゃんと考えないでいると、他人の意見に振り回されちゃって、自分の好きなことなのにちゃんと好きって言えなくなっちゃうんですよね。
ま、そんなことがあったので今回、改めて考えてみたんです。
浜田省吾さんの曲からはいつも切なさを感じてました。
その切なさに同調するときもあれば、その切なさをバネにしようって励まされた時もありました。
でね、この切なさって青春時代に感じる、あのモヤモヤ感なのかも...で、これを乗り越えるから大人になるのかな...昔はそんな解釈をしていたんです。
でもね、大人になったって、モヤモヤすることなんてた~くさんある。むしろ、大人のモヤモヤのほうがややこしい(笑)
モヤモヤって、いくつになってもつきまとうものなのかも...そう思ったら、青春には終わりがないんじゃないかって感じたんです。
#浜田省吾 をみて思うのは
— 下澤 美香・街の社長の家庭教師 (@itan6053) 2016年12月20日
青春には終わりがないんだねー。それぞれの年代にそれぞれの青春がある。それを大事にしていきたいな。
ヘンな表現だけど、その年代ごとのモヤモヤ感を大切にすることで、大事なことに気づけるのかもしれない。
その年代ごとの青春を大事にするって必要だな、それを歌として表現する彼が好きなんです。
あと、何といっても「声」が好き♡
厳密に言うと50代の頃の声がイチバン好きで、イチバン萌えます♪
でも、60代の声も良かったわー。
彼の職業は「ソングライター」
メディア出演をめったにしない浜田省吾さんが去年、10年ぶりのアルバム「旅するソングライター」の発表ということでラジオ出演して話していたんですけど、彼は自身の職業は「ソングライター」という表現がぴったりハマったんですって。
歌を書くことで、代弁、代筆者になる。
彼の人生にはいつも音楽があり、音楽があることが日常。
でも、悲しいときには何も生まれてこないんですって。気持ちのいいときにしか音楽は生まれてこない。かといって、生み出すことに固執しない。意図的に作り出すことをせず、自然に生まれた音楽にテーマを乗せるだけ。
そんな話をしていました。
そこに至るまでは様々な葛藤があったんですって。オリジナリティが出ない自分を攻めてみたり...そんな自分が嫌になったり。 それでも、自分の想い出を大切にすることで、自分の経験を振り返ることでふっきれたと話していました。
少年の頃の気持ち
青年の頃の気持ち
そして大人の気持ち。
その過去にしがみつくのではなく、その世代ごとの気持ちを大切にすることが今を大事にできる。
今回のステージでそれらを感じることができました。
何が大事って、今、このときが大事なんですよね。
過去があるから現在があり、いまがあるから未来を創り出せる。
いまが大切にできなければ、なんにもならないんだな、と。
どんなことがあっても、いまこのとき、この瞬間をもっともっと大切にしていこう。
いつも思っていることだけど、それでいいんだなって思える時間でした。
3時間45分に及ぶ彼のステージは見応えたっぷり。
とっても充実した時間でした。
ON THE ROAD、I'm Father では涙が止まらなかったー。(あ、思い入れがある曲なんです)
そして、最近の映像演出はスゴいですねー。昔の大道具のセットとはまた違った迫力がありました。おかげで浜田省吾の世界にどっぷりハマれました。
そうそう、私の中での「浜田省吾」はバンドの人たちも含めたチーム名で、個人として見るときは「浜田省吾さん」としてます。
今回のツアーはこれで終了したけど、次のツアーの発表が待ち遠しいな〜。
しばらくは作業BGMも浜田省吾になりそうです♪
それでは、また。