売って終わりではなく、売ってからが始まり。
こんにちは。
シモサワです。
私はずっと水商売をしていたから、売上に対しての捉え方が「売る」という感覚ではなく「お客さんにきて欲しい」という感覚があります。
お客さんが来ないから売上が上がらない。
お客さんが来れば売上が上がる。
そういう考え方でやってきてました。
お客さんにもいろんなタイプがあります。
新規さん
顔見知り
常連さん
そして、お客さんが訪れてくれる場所はお店だけど、お客さんを担当するのは自分なので「私のお客さん」という捉え方をしていました。
今の仕事をさせてもらっている中で、お客さんの定義みたいなのが違ってて...それがちょっと不思議だなと思う時があります。
一般消費者とか、ユーザーという呼び方がなんだかよそよそしく感じてしまって...未だに馴染めないなって思います。
売って終わりにするからお客さんとの関係が始まらない、続かない。
売るためにはどうしたらいいか?、とか、認知度を上げれば買ってもらえるとか、ということをよく耳にします。
それを聞くと違和感を感じるんですよねー。
そもそも、そのモノ(商品)を欲しい人は誰?どこにいるのか?、そういうことを考えないというか、みてないというか。モノを渡してお金をもらえればそれで終わり、と捉えているから先々のことまで想像できてないし、想像できないからわからなくなっちゃうんですよね。
考えの焦点を合わせるところがズレていると、どんどんズレが出ちゃうんと思うんです。
「売って終わり」の考え方のままだと、どんどん売れなくなってしまう。
— 下澤 美香・街の社長の家庭教師 (@itan6053) 2017年6月15日
「売る」ということはどういうことなのかという、概念自体を見直すときなんだと思うな。
売って終わりではなく、売ってからが始まり。モノに焦点を合わせるのではなく、注目すべきは相手の人柄。
お客さんはお金さま。
お金をもらうまで必死になって、お金をもらえばその人との付き合い自体も終わり、次なるお客さんからお金をもらう方法を考え出す。
そういう見方をしていたから失敗した時期もありました。
接客業って、人と直に接するから、自分がそういう見方をしていると結構大きなしっぺ返しがきます。ダメージもかなり大きいんですよね。
お客さんという人柄を見ないとお客さんを選ぶことすらできないし、お客さんが望むカタチも想像できない。想像できないからお客さんという「人」と、人付き合いができないし、お客さんとの関係も作れなくなってしまいます。
売って終わりではなく、売ってからが始まり。
お客さんが寄せてくれる気持ちがあるからこそ、商売をしてこれた私。その気持ちに応えていくのは商売として当然のことで、それ以上に人として接し、人として付き合っていこうとする気持ちを持つって大事だと思います。
お金をもらうために媚びようとするのではなく、対価としていただく。
売るということ、商売するということの概念自体を見直していくときなんじゃないかな。
そんなことを思ったので、今日のブログに書き留めておくことにします。
それでは、またー。