言葉の表現は気持ちに作用するもの。大切に使いたいですね。
言葉の意味はよくわからないけれど、なぜか心に響く。
なんとなく、その情景を感じることができる。
そういう言葉に出会うと、自分の普段の言葉遣いはその情景を思わせるものを使っているんだろうか...
本や漫画を読んでいると、いろんな言葉に出会います。
自分が使い慣れている言葉には引っかかりを感じないのですが、使い慣れていない、でも、その情景は感じることができる、そんな言葉に出会うと、ちょっと感動します。
気持ちが高まるというより、静けさの中にあるものを感じられるとか、感覚の表現の新たな発見というか。
そうそう、歌の歌詞でもそういうことがあります。
この間、出張ドライブで聴いてたコブクロの歌に「寂寞の思い」という歌詞があって。意味がわからなかったけど、なんだか衝撃だった。使い方、唄い方がなんだか切なくて。でも、強さも感じる。言葉の表現は気持ちに作用するんだなと、ふと思った瞬間でした。 pic.twitter.com/X5odqrZaED
— 下澤 美香・街の社長の家庭教師 (@itan6053) 2019年2月14日
「寂寞の思い」なんて、日常ではあまり使わないですよね。だから、意味もよくわからない。でも、フレーズがとても響いたので、調べてみました。
寂寞(せきばく・じゃくまく)
ひっそりとして寂しいさま。
心が満たされずにもの寂しいさま。
意味は寂しさを表すようですが、わたし的には寂しさに呑み込まれず、凛とする様子なのかなと感じました。寂しさに呑み込まれると卑屈になりがちですが、そうではなく、それもまた良しとする潔い姿かなって。
物事の受け止め方って、心の姿勢次第だと思うんです。
でも、その姿勢の仕方がわからないってことがあります。
そんなとき、こういった言葉から感じることもあるんだなって。
ふと、そんな風に思いました。
気になりだすと、不思議なもので目につくんですよね。
この間買った漫画でも、そんな言葉が目に付きました。
雨が蕭々(しょうしょう)と降っている
「蕭々と」の意味も、もの寂しさを表す言葉だそうですが、静かさを感じます。寂しいって悪いことじゃない、静かさを感じる時間も時には必要なんだろうなって。
『大阿蘇』の詩はもっと深い解釈があるようですが、それはまた別の話にしますね。
言葉のフレーズから事件を解決していく #ミステリと言う勿れ の最新刊。事件ごとの読み切りストーリーなのでスッキリしやすいです。雨に纏わる言葉と思いきや、じつは3に繋がる言葉だったり。今回は詩を交えた謎解きがあって、文学要素がたっぷり。三好達治の「大阿蘇」「乳母車」を読みたくなります。 pic.twitter.com/A2U7nkt1JU
— 下澤 美香・街の社長の家庭教師 (@itan6053) 2019年2月16日
で、結局のところ、何が言いたいかって言うと、言葉の表現は気持ちに作用するもので、伝える手段としても、大切に扱っていきたいものだなと思うのです。
言葉の種類を知らなくても、その時の気持ちを精一杯表現できるようにすればいいし、伝わらなければ、伝わるような言葉を学べばいい。
高尚な言葉を使えば伝わるわけでもないし、その場に合った言葉もあれば、その人ならではの言葉もあります。
話す言葉、書く言葉。
言葉の表現にもいろんな形がとれますしね。
兎にも角にも、言葉は素晴らしいなと。
そんなことを思った、昼下りです。
デジタル集客支援ラボでは、飲食店やサービス業の集客支援、営業販売促進につながるご相談を承っています。
お問い合せ、ご質問は以下のフォームからお進みくださいね。