伝えるためにはコツコツ続けることが大事 〜私がエクスマで気づいたこと〜
こんにちは。
下澤美香です。
今日は私がエクスマに出会って気づいたことをお話しさせていただきます。
1972年12月16日生まれ、長野県の南にある飯田市というところに住んでいます。
仕事は、小売店に向けたソーシャルメディアの使い方、発信の仕方をアドバイスするソーシャルメディアのアドバイザーをしています。
この仕事をしていこうと決めたのは、エクスマでの気づきがあったからでした。
私がエクスマを知ったのは3年前。
当時は、スナックを経営していてママをしていましたが、マーケティングと言う言葉を知らないような状態で、商売していくのに大事なこと、足りてないところを学びたいなと考えている時に、お客さんに藤村先生の存在を教えてもらったんです。
そして、セミナーがあることを知って、東京の高井戸倶楽部で開かれたエクスマセミナーに参加しました。
初めてのエクスマセミナーはとても衝撃的で、圧倒されて、気を飲まれた状態になりました。
それまでいろんなセミナーに参加していましたけど、飲食OK、写真撮影OKなラフなスタイルのセミナーは初めてで、藤村先生のお話がすっごく楽しくて、とっても大事なことを言っているのに、勉強した〜!という感覚ではなく、もっと聞きたい!もっとこの感覚にふれていたい!そんな感想でした。
ただ、楽しいだけではなく、そこで自分の現実にも向き合うことになりました。
藤村先生のおっしゃった言葉で衝撃だったのが「伝わらなければ存在しないのと同じこと」
その言葉を聞いて、自分の行動を振り返ってみたんです。
分かってもらえない、伝わっていないのは、自分の伝え方が悪かったんだな〜と、深く反省するとともに、そもそも伝えるっていう行為をしていたかどうかってことも自分のなかで疑問視するようになったんです。
当時、私が使っている言葉はいわゆる「売り込み言葉」ばかりでした。
さらには、スナックは金額が分かりづらいとか、高いと言われるのが嫌で金額の表示ばかりに気を使ってたんです。
明朗会計だから安心してきてね。みたいなことばかり言ってました。
ですけど、そもそも当時のお客さんは常連さんばかりで、お店の料金体制は知っている人ばかり。そして、一見さんが欲しいわけではないくせに、一見さん向けへの言葉を使っていたりと方向性が違う表現ばかりしていました。
伝えていこうとすることと、伝えたいことを取り違えてたんです。
自分の間違いに気づいたものの、体を壊していたため現場仕事ができなくなってお店を廃業しました。
体を休めて体力回復しなきゃ仕事ができない。でもアテもない。
まずは、伝えていくってことをしないと、何をしていくにも上手くいかないって、思ったので、まずは伝えるってことをちゃんと考えて勉強してみようと決めました。
その勉強の基本は藤村先生のFacebookやブログを毎日毎日見ていたんです。
伝わる人の発信を見ることが一番の勉強になると思ったからなんです。
見ていると、自分なりに発信していきたくなるものなんですけど、当時の私はスマホもろくに使えなかったし、パソコンだって全く使えない状態でした。
使えないと自分の思っていることを表現できないなー。と、その一心で使い方を覚えました。
使い方を覚えていくうちにFacebookやTwitter、ブログを始めとしたSNSが無性に楽しくなってきたんですよね。
いろんな人の動向を知ることができるし、コメントのやり取りで交流ができるし、ブログを読めばその人の考え方が見えて、その人に対して気持ちを寄せたくなるんです。
そして、いろんな人の発信に目を通すようになりました。
そんなとき、エクスマ塾生の同期のじょびがブログを書くのを諦めそうになったんです。
事情を聞くとブログを書いていても何も良いことが起こらない、周りからの反対やプレッシャーがツライとのことでした。
でも私はエクスマ塾で、一緒に学んだ仲なので、彼のやりたいことやその想いを知っていたし、毎日頑張ってブログも書いていることも知ってました。
なのに想いを形にしないまま諦めちゃうのはもったいない、このまま終わらせたら全てが無駄になるんじゃないの?
そう思ったらすごく切なくなって、
じょびの想いを形にするために一緒に考えさせて欲しいと申し出ました。
じょびは瓦製造会社の社長をしていて、彼が望んでいるのはエンドユーザーさんとのつながりを作って、瓦文化を残していきたいということ。
もともと瓦製造はエンドユーザーさんとのつながりが持てない業種です。そして業績は落ちていく一方。
でも、最終的に使ってくれているお客さんの声を聞けない状態では、何が良くて何が悪いかわからないので改善案すら見いだせない。
彼の最大の悩みはそこでした。
であるならば、エンドユーザーさんとつながりをもつためにも、いろんな人に見てもらえる可能性があるブログを諦めちゃいけない。
そう思ったのでまずは、ブログを再開することから勧めました。
ただし、それまでのブログとはスタイルを変えること。
つながりがないのなら、つながりやすくするための工夫をしなくちゃいけない。
検索ワードを調べて、瓦屋根の家に住んでいる人が困っていることは何かを調べ、それに答えるブログを書く。
そこからのやり取りで瓦屋根の修理を依頼してもらうようにすれば、エンドユーザーさんとのつながりができるんじゃないかと考えました。
そしてその対応は瓦製造だけではできないので、屋根工事屋さんをはじめとした業界を巻き込んだ形を作り、瓦業界一丸となって、エンドユーザーさんとのつながりの入り口を作ろうということで、WEBサイトをつくり、ブログを書き続けています。
ブログを書いただけでは認知度は高まらないので、各メンバーのFacebookや専用のTwitterアカウント、Instagramアカウントを使ってサイトや瓦自体の認知度を上げることをしています。
その活動の成果が少しづつ出てきて、エンドユーザーさんからの依頼がくるようになりました。
そしてブログを書き続けてるので、瓦屋根で検索すると躯体の記事が14位まで上げることができました。
このブログの内容は、瓦が重いから地震に弱いという誤解を払拭させたくて書いたもので、彼がユーザーさんにどうしても伝えたいことの一つでもありました。
サイトをオープンさせて半年。
サイトから初めて依頼が来た時は、諦めなくて本当に良かったと、お互いに泣いて喜びました。
このときに「伝える」という気持ちを諦めずにやり続けていくと、0が1になり、1からまた増えていくんだということを私も教えてもらいました。
伝えていくってとっても大変なこと。
いつも相手のこと、お客さんのことを考えていかないとできないし、手間もかかるし、面倒だって思う時もあります。
でもその気持ちに負けて諦めてしまったら何も伝わらないし、何も起きないんです。
だから諦めないためにお客さんと、その先のお客さんに伝わることを一緒に考えて、考えたことを形にする、そういったお手伝いをさせてもらっています。
「伝わらなければ存在しないのと同じこと」
これがエクスマで気づかせてもらい、私が行動し続けている原点です。
伝えたいことがあるなら、伝わるまでやり続ける。
伝わらなけば、人は行動してくれない。
伝わらなけば、関係も作れない。
伝わらなけば、何も生み出せない。
だから伝えることを諦めちゃいけない。
これからもエクスマで商売で大事にしなきゃいけないことをもっと深めて、伝えることを学び続け、伝えるっていうことを考え続けていこうと思います。