固定観念って、良さを引き出せなってしまう原因。
今日の南信州は雨降り。
この時期に雨が降るというのがちょっと不思議な気分です。
だって、まだ2月なのに。
わりと強めの雨が降っていますが、これが雪だったら明日は確実に雪かきなんですけどね。
本当に今年の冬は気温が高いですね〜。
そのわりには、インフルエンザの流行は例年通りのようです。うがい、手洗いでしっかり予防しようと思います。
昔々まだ化学が発達していない頃、インフルエンザとか病気のもとって「魔物」とか「悪霊」の仕業だと考えられていました。
または、災害などで穏やかな暮らしができない、そういった人間に害を及ぼすことは「悪いヤツ」がいるせいだったんですよね。
細かいことは省きますけど、症状が出たり、現象が起きる原因が分からないから、対策できない。
そういう時に「神頼み」みたいなことをしていたんですよね。
人の手でどうにもできないことを、神様とか自然の力を借りる。
そのために形を創りだしたものがいろいろとあります。
鬼瓦もそのうちの一つ。
なんでこんな話をするかというと、昨日、中学時代の先生を囲んだ飲み会があったんです。
その先生の専攻は社会。
で、私の近況話から「最近歴史面白い」という話になって、時代ごとの生活文化の違いが話題になったんですよね。
ま。お酒の席なのでそんなに難しく話すわけでもなく「そういう時代だったんだね、きっと」ぐらいに留まっていたんですけど、私としては瓦屋根工事店のお仕事をさせてもらっているか、めちゃ気になるところなんです。
ちなみにたまにブログも書かせてもらってます。↓
そうやって考えてみると、いまは家全体を魔除けするという考え方って少ないですよね〜。
魔除けのために立派な鬼瓦をのせるというよりは、屋根の形に合わせてとか、家全体のイメージに合わせてとか、見た目バランスが重視されますよね。
というか、好みなんだろうな〜。
私の家の近所にね、家の壁が真っ白でお庭とか全体のイメージは洋風チックなのに、屋根は瓦屋根で、普通のお宅にしては珍しい鬼面の鬼瓦がのったお家があるんです。
これが意外とマッチングしているんです。
鬼瓦がある瓦屋根って、コッテコテの純和風になりがちなのに、白を基調にしているせいか、洋風チックが喧嘩していない。
きっと...旦那さんが和風好みだけど、奥さんが洋風好みだったのかも〜。
ここまでツラツラって書いてきましたけど...固定観念に囚われていたら良いところって見いだせないものなんじゃないかな。
良さの引き出し方って、見方を変えたり、概念を変えたり...そういうところからなんだと思うんです。
担任だった先生に「下澤、あの頃(中学時代)そのくらい歴史に興味を持って頑張ってくれたら先生、嬉しかったな〜。」とシンみり言われ...
「歴史は覚えるのが楽しいんじゃなくて、見解を出すのが楽しいんだよ。」と言い返す、相変わらず生意気な生徒になった夜。
もっといろんな歴史や風習を知りたいな〜。そんなことを思いました。
それでは、また〜。