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南信州飯田市にある麻績神社の「舞台桜」と「石塚桜」

こんにちは。
シモサワです。

南信州は桜の名所が多いところなんですが、その多さに毎年全部の箇所が回りきれないのが悩みどころ...

そのシーズンで思いつく場所も変わってきてしまうので、ブログに記録として残していこうと思います。

 

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飯田市座光寺にある麻績神社の「舞台桜」と「石塚桜」

今年まず最初に行ったのは飯田市座光寺にある麻績神社
ここには2本の一本桜があります。

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樹齢350年の枝垂れ桜「舞台桜」

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2016.4.1の舞台桜の姿。まだ花開いたばかりです。

舞台桜の由来

「舞台桜」の名前は、麻績神社内にある「旧座光寺麻績学校校舎(舞台校舎)」の前にあることからつけられたようです。

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「旧座光寺麻績学校校舎(舞台校舎)」は1875年(明治6年)に建てられ、昭和59年まで小学校として使用されていて、長野県内最古の木造建造物です。

この小学校の最大の特徴は、1階が歌舞伎舞台として造られているところです。
普段は校舎として使われ、必要な時は歌舞伎舞台になる構造になっていて、こういった建築構造は全国的にも珍しいそうです。

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ぱっと見でも校舎に見えないですよね〜。

建物構造は入母屋造(いりもやづくり)の2階建、桟瓦葺(さんがわらぶき)、霧除庇(きりよけびさし)こけら葺、瓦屋根の棟には鯱瓦が載っています。

「舞台桜」が有名なのは、その花の珍しさ

舞台桜の名前が有名なのは、名前の由来の舞台校舎が珍しい造りなことだけではありません。

舞台桜は「半八重枝垂れ紅彼岸桜(ハンヤエシダレベニヒガンザクラ)」といわれる品種名で、日本唯一のものなんだそうです。

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そして、この舞台桜は普通の八重桜とは違い、花の開き方にバラつきがあります。花によって花びらの数が5~10枚と違ってきます。花ごとにバラつきがあることから「半八重」と呼ばれています。

枝が長くなって垂れている突然変異によるもの。

舞台桜は「半八重」と「枝垂(しだ)れる」という二重の突然変異が起こってできた貴重な桜として、2011年3月22日、飯田市指定天然記念物になっています。

存在感ある樹齢250年の「石塚桜」

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2016.4.1の石塚桜の姿。こちらは5分咲き。

 

舞台桜の名が知られ過ぎていますが、麻績神社に向かって左側にある一本桜の存在感は見過ごすことができません。

この桜は「石塚桜」と呼ばれています。

石塚桜の由来

じつは南信州は古墳が多いところ。
6世紀後半に作られた横穴式石室を持つ古墳で、その造りが石造りだったことから石塚の名がついたとされます。

その古墳の上に咲いていることから「石塚桜」と呼ばれるようです。

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盛り上がってるところが古墳です。

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古墳にある石室の入口に咲く桜。

この石塚桜は白味の強い枝垂れ桜です。(詳しい品種はわかりませんでした。)


昔ながらの桜柄を思わせるような花の形をしています。その花びら一つ一つがちょっと控え目な感じがして、その姿がなんともいえない可愛らしさがあります。

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麻績神社の一段下にあり、ちょっと奥まったところにある桜なので、ゆっくり花と眼下に広がる南信州の景色を楽しむことができます。

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毎年楽しませてもらう南信州の桜達。

ただ綺麗でした、だけではなんだかもったいないような気がして、今年はその桜にまつわる話を調べてみました。

桜が植えられている理由が知りたかったんですけど、まだまだそこまでは調べきれなくて...その場所にまつわる話を調べてみました。

 

こうやって調べてみると、住んでいる地域のことなのにまだまだ知らないことがあるものなんですよね。

きっかけはなんであれ、地域のことを知っていくのっていいものですね。

 

今回は南信州飯田市にある麻績神社の「舞台桜」と「石塚桜」のご紹介でした♪

それでは、また。