文章を書いたことがない、何を発信していいか分からない状態からのスタートでもちゃんとやれば結果が出る。
こんにちは〜。
シモサワです。
ここのところ、あるお客さんの投稿を見るのがとても楽しくて、嬉しいです。
あるお客さんというのは、浜松市佐久間町で床屋を営んでいる乗本さん。
乗本さんのお話はブログで何度も紹介しているし、いろんな人に会うたびに話をしているので、知っている方も多いと思うし、またその話〜?!って思われるかもしれませんね。
だって...毎日コツコツ発信して、それが見える形で結果になってるから、もう嬉しくれ嬉しくて〜♪
なにより、乗本さん自身が仕事を楽しめるようになっている姿がとっても嬉しい♪
先月お伺いした時ね、顔つきがすっごく変わっていて...いい意味で印象が変わってました。印象が違うけど、話す内容はいつもの乗本さんだから、なんだかおかしくて...
上手く言えないんですけど、「この人ってスゴイなー。こんなスゴい人のお手伝いができるって楽しい!」って、単純に思ったんです。
目的設定をしないまま使おうとすると理解できなくなる。
初めてお会いした時の乗本さんは、Facebook、Twitter、ブログのアカウントはあるものの、そこで何を発信していいのかわからない状態でのご相談でした。
さらには、パソコンやスマホの使い方もイマイチな感じ。
なんとなくは使えるけれども、機能とか仕組みとかアプリの使い方とかがよく分からない...
以前の私と同じ状態だったんですよ〜。
なんで分からないのかという気持ちがよく分かります。
デジタル機器だけに関わらず、もともと便利なものって、その使う目的がないと効果を発揮しません。
目的がないまま漠然と使おうとするから、使い方や機能を理解できない。
さらには目的がないまま使うから、覚えても楽しさにつながらないんです。
「文章が書けないから、発信できない」は思い込み
そして、乗本さんの当初のお悩みの中にあったのは「文章が書けない」ということ。
じつは、文章が書けないとか、文章にするのが苦手というのは本人の思い込みなんです。
私もSNSやブログを始めた当時はそうでした。
「文章は物書きを生業にしている人のもの。私みたいな凡人ができることじゃない。」
そんな風に思っていたんです。
ですけど、文章に対して見方を変えてみたんです。文章と思わずに「言葉」として考えてみたら...
言葉って相手がいる以上、毎日使っているんですよね。
必ず誰かに話しかけている。話しかけているって、言葉を使っているってことです。
単純に考えると、日常で使っている言葉をそのまま打ち込めばいいだけのことで、こうやって一語一語打ち込んでいけば、文章になるってことです。
かといって、言葉を打ち込めば小説家のように文章を描けるわけじゃないですけどね。
何事も順序はあります。
まず、自分が毎日何を見て、何を感じ、そこから仕事に反映させているものは何か?
一日の中で一番楽しかったことは何か?
といったように最初に発信目的を決めて、さらには、その表現を伝えたい相手は誰なのか?ということを必ず意識すること。
乗本さんが使いやすそうだったのがFacebookだったので、最初の発信ツールはFacebookに決めて、一日2回投稿してもらうことから始めてもらいました。
そして、これを毎日続ける。
発信していくにあたり、細かいこと機能が分からなかったりするんですが、それはやってみないと分からない事自体が分からない。(ややこしいね(笑))
やりながら、分からなくなるたびに質問をしてもらい、その回答をメッセンジャーでやり取りしながら続けてもらいました。
当時のメッセンジャーのやり取りをみると、一日何回もで、それがまた連日。
いま思うと、そんな些細な事までなのーーー?!と、思えるような内容もありました(笑)
2ヶ月ぐらいして、Facebookの発信に慣れてきて、次の段階のブログを書き始める頃には、文章を書くということの苦手意識がだいぶ薄れてました。
でも、文章表現ということにハードルを感じている、そんな印象でした。
正直なところをいってしまうと、物書きでもないので、文章表現にこだわらなくてもいいと思うんです。
大切なのは自分のお客さんにそれが伝わるかどうか。
乗本さんの場合、床屋の技術的な内容をほとんど発信していません。
だって、乗本さんのお客さんはそれを望んでいないから。
それよりも乗本さんのお客さんは、乗本さんと地域の話、趣味の話がしたいだけ。話のついでに髪の毛を切ってもらったり、染めてもらったり、パーマしたりしてもらうってことで、本当のお目当ては「乗本さん自身」ってことなんですよね。
それって、商売冥利につきますよね〜。
すっごく羨ましい!
好きなことを仕事に取り入れるとは「自分を表現していく」ってこと
それに気づいた乗本さんは、自分の好きなことをお店に取り入れていこうとも考えて、たまたま改装しなければいけなくなったことを機会に、内装を大好きなフィフティーズテイストに変えたんです。
好きな曲を、自分のイメージにあるもので奏でたい。そんな気持ちがあって、ジューク・ボックスを設置して、雰囲気を出すために照明だってこだわって...まるでアメリカン・ダイナーのような雰囲気の床屋さんが出来上がりました♪
これもじつは、最初からこうしようって考えていたわけではないんです。
最初の頃は「特に好きなことがない」と言っていたし、趣味といえば月イチのゴルフぐらいですかね〜って言ってましたもん。
映画も見ないし(映画館もないし)、活字に触れるのは新聞と漫画ぐらい。
ですけど、「日常に視点をおいて気にしていく。そしてちょっと考えてみる」これをSNSの発信の基準にして、やり続けた結果...お父さんの代からのお客さんや、地元のお客さんから激励の言葉をいただけたそうです。
ちょっとだけコンプレックスがあった相手から、嬉しい言葉をかけてもらえるのって本当に嬉しいものですよね。
さらには、Facebookでつながっているお客さんがどんどん来店しています。
それも、何時間もかけてわざわざ。
乗本さんの場所は浜松市と名がつくものの、浜松市内から車で1時間以上かかる地域です。
さらにいえば、床屋さんって、市内にいくつもありますよね。
それでも、乗本さんに会いに行くために床屋さんに行く。
そういう現象が起きています。
来てくれたから良かった。で終わらせない。
乗本さんは、来てくれたお客さんのカットや施術をあまり紹介しないんです。
それよりも、お客さんの人柄を紹介しています。その人柄紹介からね、乗本さんの人柄が出てるんですよね〜。
一人ひとりに対して声を掛けてる。
だからお客さんが喜ぶことを一緒になって喜べるんですね〜。
ブログも始めて1年経っていないのに...閲覧数がハンパない数字です。
確かに文章力や、文章表現、発信テクニックも必要です。ですけど、大事にするところは、そこじゃないんじゃないかな。
テクニックを大事にする前に、誰に何を伝えたいのか。何をもって、誰とどう進めていきたいのか。
そういうことを大事にして、そこを軸にしていくことが必要だと思います。
ただただ、売上を上げたい。
お客さんはお金を運んでくる人。
そんなふうに捉えていたら、お客さんからもう心を寄せてもらえないんでしょうね。
乗本さんの取り組み方から、そんなことが伺えます。
そして、乗本さんのスゴいなって思うところはまだまだあって、ご紹介しきれませんけど、今のこの結果が出たのは乗本さんの姿勢から生まれたものです。
自分で現状に危機感を感じて、自分で打破できそうなことを探し、自分でやろうと決め、覚えた要素を取り入れながら、ひたすらやり続ける。
私もね、こういう方針なんです。
日頃のお手伝いがこんなに楽しいのは、ここが同じだからなのかも。
今日のブログはめっちゃ長くなってしまいましたけど、ここまで読んでいただいてありがとうございます^^
ここのところの乗本さんが喜んでいる姿がどうしても頭から離れなかったので、一気に書いてみました。
乗本さんの影響でロカビリーやオールディーズもいいなと思う、今日このごろ。カラオケのレパートリーに増やそうと思います♪
それでは、また。