伝えるためには表現するという事が必要。村上春樹の「風の歌を聴け」を読んで改めてそう思う。
こんにちは。
シモサワです。
夏...ですね〜。
夏は何か起こるような気がして、いつもドキドキします(笑)
暑さは開放的な気分になるからそう思うのかもしれませんね〜。
さてさて話はガラッと変わって、今日は小説の話です。
小説を読むのに、一回では理解しきれない私。
だから何度も何度も、繰り返し読みます。
以前から藤村先生やエクスマ仲間の藤井さん(MATT)から、村上春樹はいいよ〜って聞いていたんですけど、村上春樹ワールドになかなか入れなかったんです。
なんかね「難しそう〜」って思ってたんです。
でも、6月のエクスマ塾生限定セミナー、エレメントEで村上春樹をテーマにした話を聞いて、やっとその世界に入ってみようかな〜って。
実際読んでみると、話で聴くのと、自分で読み込むのとは実感の度合いがちょっと違うものですね。
今回読んでいる、村上春樹の【風の歌を聴け】は内容のフレーズだけ先に知ってしまってたから作品に入り込むまで時間がかかってます。
1回目は、「あ、このフレーズがあの話になってたな」って...セミナーとリンクしてばかりでストーリーが全く入ってこなくて(汗)
3回目でやっとこさ、自分の感覚で読めるようになりました。
「文明とは伝達である」
もし何かを表現できないなら、それは存在しないのも同じだ。
この一文、はじめて聞いた時、表現していくということは、存在するために必要不可欠なことなんだって感じたんです。
そもそも、表現しなければ相手に伝わらない。
相手に理解して欲しいと望むのなら、自ら表現するという努力をしていかないとなんだなって。
表現方法はいろいろあります。
いろんな形で自分の思いを表現することができる。
でも、それを知っているのに表現することを拒んでしまう。
表現することに躊躇してしまう。
そんなことじゃ元も子もないよね。
「言わなくても分かるだろう」はダメよね。
以前の私に出会ったら、そう言ってやりたいな。
表現しないというのは、ある意味、ラクなことなのかもしれない。
でもさ、人生はラクしていくものじゃないじゃん。
楽しむために試行錯誤して、考え、ときには凹んで...その先にあるものだって思うんです。
伝達技術が発達して、伝達スピードがどんどん早くなっている今の時代。
伝えるための表現っていうことに、もっともっと真剣に取り組んでいかないとね。
そんなことを思う、土曜の午後です。
それでは、また。