人の所作から学んだこと。〜シモサワの人間観察日記より〜
こんにちは。
シモサワです〜。
長年、人の所作を見ることで仕事をしている私です。
相手のクセや所作によって対応を変える、いつでも臨機応変な対応ができる、それが水商売では必要で、できて当たり前の世界だったんです。
中卒で良かったなと思うこと。
— 下澤 美香・街の社長の家庭教師 (@itan6053) 2016年12月19日
学歴のいらない職についたおかげで数字を見るより、人を見るということを肌で覚えられたこと。
所作って、その人の人ととなりがにじみ出てくるもの、だから見ているとその人がわかる
若い頃に出会ったある社長さんの話なんですが、はじめ出会いたての頃はすごく冴えない感じの人だったんです。エネルギーオーラが殆ど感じられない。数人で来店されていて、その中でも群を抜いてしょぼくれているんですよね。元気がないってわけじゃないし、人柄も良さげな雰囲気の人なんですけど、何故かパッとしないんです。
でね、なぜか私は気になっちゃう。
元気を出してもらおうとアレコレ話題をふるんですけど、応えてはくれるもののノリ切れない。「あー、私では役不足だったんだな〜」そんなふうに思ってたんですよね。
ですが、数ヶ月たったある日のこと。
見違えるように顔つきが変わってるんですよ。
でも、態度は変わらない。そのときは「アレ?この人なにか変わったな。」ぐらいにしか思ってなかったんですけど、また数ヶ月たって顔を見たらめっちゃ変わってるんです。
エネルギーオーラが大黒さまみたいな感じ。(どんな感じよっ(笑))
その社長さんは必ず数人で来店するんですけど、そのときの一人が「この社長のところは、今すごく業績が上がってるんだぞー。」って教えてくれました。
でも当の本人はそれを自慢するわけでもなく、ただ笑っているだけ。相変わらず静かに話をウンウン聞いてくれるだけなんです。
でね、その社長さんを観察したら...耳たぶがめっちゃ大きくなってたの!
はじめ見たときはこんなに耳たぶが大きくなかったのにー!
その一件があって以来、人の運気みたいなものって何かしらの形で出るんだなって思うようになって...人の見た目には、その人の人となりが出るんだなって知りました。
それ以来、良くも悪くも人の所作ってついつい気になっちゃうんですよね〜。
立ち振舞いや所作を変えると気持ちも変わる。
ある同僚とコンビニで買い物して帰ろうとしたときのこと。(これも若かりし頃ね)
会計をすまして立ち去る前に、彼女は必ず「ありがとうございます。」って言うんです。
そのとき私はすっごく不思議だったんですよね、なんでお金払っているのに「ありがとうございます」って言うの?って。
で、聞いたら「その方が感じが良いじゃん」って(笑)
それを聞いて、なるほどなーって思ったんです。
感じを良くするって、その場だけの取り繕いじゃ感じの良さってにじみ出ないもので、常日頃の態度があるから、仕事の態度にも出るんだなって。
何につけても気持ちを寄せる態度っていうのが、客商売には必要なことで、それが自分のキャラになるんだな〜って、彼女の所作から学びました。
学んだら真似るのが私のやり方。
さっそく買い物して会計して「ありがとうございます。」って言ったら、めっちゃ気分がいいんですよね〜。
気分を良くするのも悪くするのも、結局は自分次第なんですよね。
人の振り見て我が振り直せ
私ね、何をしたら人は喜んでくれるのか、そういうことがなかなか思いつかないんです。特にその場で考えるのがちょっと苦手。
でも、少しでも楽しんでもらいたいなって思うんです。
そのためにできることって何だろう。
そういうことを考えたら、まず場の空気を悪くしないこと、楽しむには気分が良い状態がいいんじゃないかって思うんです。
そのための基準は、自分がされて嫌なことは他の人にもしない。
名古屋到着ー。これから広島行きの新幹線に乗り換えです。みどりの窓口のおぢさんの態度が悪かったー。されて嫌なことはしないようにしよう、そんなことを思ふ。 (@ JR 名古屋駅) https://t.co/FtHt4XprWV pic.twitter.com/IV9aL2CGAq
— 下澤 美香・街の社長の家庭教師 (@itan6053) 2016年12月20日
ちょっとした所作が嫌だなってことがあります。
お金を投げる。
ひったくるようにとる。
無愛想で睨むように見る。
上げだしたらキリがないくらい。でも、それを良しとしてる人もいますから、それはそれ。その相手の所作を正そうとはしないけど、自分がしなければいいじゃん。
もしかしたら、自分も無意識のうちにしていることもあるかもしれないしね。
以前は人を正そうっていう気持ちが強かった時期がありました。
でも、エクスマを学び、SNSを知って、いろんな人の気持ちに触れるようになって思うのは、正そうっていうことは誰もそんなことを望んでいないんだなって。
誰かと仲良くしていこうとするなら、正論をかざすより、自身の楽しみごとをどんどん開示していくこと。
— 下澤 美香・街の社長の家庭教師 (@itan6053) 2016年12月19日
正論ってね、案外みんな知っていることなんだよね。そこを踏まえて楽しんでいるってことだから、そこは意外と必要なかったりするんだ。
人との気持ちが触れ合えるのは楽しみゴトからなんですよね。
そう考えると、自分の一日一日を目いっぱい楽しむことがまずは大事なんだなって思うんです。どんな些細なことでも楽しむ感覚を養う。
それをするためにもSNSって使えるし、使うことでそれが広がる。「楽しい」を意識した発信が大事って、そういうことなんだと思います。
今年も残り少なくなりました。
何かと忙しい時期ですけど、そこからの楽しみごとを気にしてみてくださいね〜。
それでは、また〜。