SNSでお客さんを増やそう♪

元スナックママ 下澤美香のSNS活用術

自分の仕事とお客さんの声をかけ合わせると新しい商品ストーリーが生まれる。

こんにちは。
シモサワです。

自分の仕事のアピールをしようとすると、売り込み臭満載になりがちですよね。どうしても「使って欲しい!」「店に来て欲しい!」って欲しい気持ちが先走っちゃうんですよね〜。

先日、浜松市のフィフティーズな床屋を経営している乗本さんのところで発信ミーティングをしてきました。売り込みしないで売る仕組みを作る。今回はそんなことを中心に話し合いました。

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ここのところ、乗本さんはドライヤーとか、ヘアーワックスとか、ソープとかの商品も取り扱うようになったんですよね。もともと儲けようと思ってその商品を仕入れたわけではないんですよねー。
薄毛に悩んでいるお客さんがいて、育毛剤を使ったりするのを面倒だと思っている。それを解消できそうだからという理由でドライヤーを仕入れたらバカ売れしちゃったり、自分が大好きなエルヴィス・プレスリーがパッケージのワックスだからっていう理由だったり、ポスター欲しさにソープを仕入れたり(笑)その理由って、お客さんに喜んでもらいたいっていう気持ちからなんです。

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きっかけがホント些細な事だったりするので、売れ始めたときはかなり戸惑ったみたいです。もともとそんなに売る気がなかったから...って。

売れだしてくると、もう少しチャレンジしたくなるのは当たり前のこと。

それはとっても良いことだって思うんです。
乗本さんが勧めるものを四の五の言わずにすんなり買ってくれるお客さんがいる。それだけお客さんに信用されていることで、愛されている証拠ですもん。

でもねー、売れたからめでたしめでたしで済ませちゃいけないんです。

売ったあとが大事。

売ったその後が大事。
だってね、売った側は売って終了かもしれないけれど、お客さんはその商品を使うんです。その使っている間のことを気にかけてあげないと。

良いと思って買ったけど、その使っている間に何か問題が出るかもしれない。
良さを実感したけど、それを言ってもらえないかもしれない。

売り続けるため、商売を続けるためには売り手の言葉だけでは足りなくて、そこに関わってくれているお客さんの声がその価値を高めてくれます。それに気づかないまま放置してしまっていては、商売価値を下げることになるし、なんといってもお客さんの気持ちをないがいしろにしてしまうことにもなるので、お客さんの気持ちが離れやすくもなってしまうんです。

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商品を勧める最初のうちは、自分がその商品に寄せる気持ちしか勧める理由って見あたらないですけど、売れた数だけ感想って出てくるものです。良いことも悪いこともね。

悪いことは改善すればいいし、良いことは声を大にして「いいよ!」って言わないと。そうするとね、その商品を使ったことで「どんないいことがあったか」っていうことがでてきます。いいことっていっても、髪質が変わった!とか肌艶が良くなった!ってことではないんです。

それを使ったことでどんないい経験に繋がったか。ここまで考えるのが売ったあとに必要なことなんですよね。

お客さんの実体験が本当の答え

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この販売用ポスターが欲しくて販売を決めたそうです(笑)
でも、販売するならちゃんと商品を使って、自分の感想をお客さんに伝えないといけないということで、ご自身で使ってみたことろ、思っていた以上に使い心地が良かったんですって。

「クリームズクリーム」を使ってみたら凄い良いの!自分でシャンプーする時はバニラの匂いを使ってるんだけど、これがまたいい匂いなんだよねー。頭を洗い終わった後のほのかな香りが、ボク達中高年の加齢臭を防いでくれるんですよ。

加齢臭って(笑)
でも、そんなに加齢臭とかって言うけどそこまで気にする人なんていないよな〜って思ったんです。自分の匂いって自分じゃ気づかないしね。

でも、いい匂いがすることで生活の変化って何かしら起きてるんじゃないかな?それって、使っている人しかわからないことですよね。
そこで乗本さんには「今後、お客さんの言葉に今以上に敏感になってみてください。」ってお願いしました。

そしたら、「じつはあるお客さんの話があるんですけど...」って話してくれたのが、ある父娘の話。
お父さんが床屋に来て、乗本さんから「クリームズクリーム」のことを聞いて、軽い気持ちで買っていってくれたそうです。そしたら次に来たときにはまた買っていってくれたんですって。その理由は「娘も一緒に使うようになったから」

それを聞いてね、年頃のムスメさんってお父さんと一緒を嫌がったりするじゃないですか。お父さんは少なからず寂しい思いをしている。でも、それを解消できるのが「クリームズクリーム」なんだな〜って。

娘が使うってことは、もちろんお母さんも使いますよね。
家族が同じものを使う、たったこれだけでも仲良し度って上がります。そして、買ってくるのはお父さんだから...娘としては願ったり叶ったりですよね〜。なんか、年頃とともに少しづつ離れた気持ちがちょっと縮まったイメージを感じました。

その話はこちらのブログを読んでね〜。

ayuturi40.hatenablog.com

こういうことって、お客さんのつぶやきや話に敏感にならないと聞けないものです。

でも、そこに気を持っていくだけでお客さんごとのストーリーって聞かせてもらえるし、そのストーリーがその商品がもたらす価値につながっていきます。

そして、そのストーリーと、自身の仕事や生活をかけ合わせると新しい視点も見えてくるんですよね。

乗本さんのところは床屋さんですけど、お隣は奥さんが美容院をやっています。男性、女性両方に対応できるお店、ということはご夫婦で訪れたり、家族総出できても対応できます。一緒に来るってことは仲良くないと来れないんですよね。
仲良し家族=円満家族が集まる店。

フィフティーズな床屋さんですけど、円満家族の身だしなみのお手伝いもしてくれるお店ってことですね。

やっぱりその商売の価値はお客さんが持ってきてくれるものなんだな、そんなことを思った日でした。
それでは、また。