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継ぐ仕事の大切さを感じられる映画 「WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~」

こんにちは〜。
シモサワです。

今年の目標の一つに「映画を100本観る」という設定をしてます。
1年間で100本観る。...3日に1本観る計算になるのかな。いまのところ順調に観てます。

いままで観るという習慣がないので、集中して観るというのがニガテで、編み物しながら観てるんですよね〜。そうなると、言葉がわかる邦画中心のラインナップになってくるんです。知っている俳優さんで選んだり、ドラマのスピンオフ映画を観たりと、無難な線で続けています。

そんなことを続けて1ヶ月。
私の印象に残った映画をご紹介しますね。

継ぐ仕事の大切さを感じられる映画 「WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~」

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あらすじ

ひょんなことから"森"で働くことになった都会育ちの若者の成長を軸に繰り広げられる、爆笑と感動の物語。

大学受験に失敗した平野君、偶然手にしたパンフレット「緑の研修生」の表紙の女の子に惹かれて田舎での林業生活に臨みます。都会ぐらしから一転した田舎生活に挫折したり、逃げ出そうとするけれど、その度になにかしら踏みとどまり、無事に1年の研修を終え、林業の道に進むといったヒューマンコメディ。
原作はシリーズ累計発行部数35万部を超える三浦しをんのベストセラー小説「神去なあなあ日常」。

私は林業に携わったことがないんですけど、田舎暮らしの様子はわかります。田舎暮らしは交通の便がものすごく悪し、いまどきのデジタル環境も最悪です。
でも...そうはいっても、悪いことばかりじゃない。

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自然が身近にあるおかげで、日常を大切にする気持ち、当たり前に感謝することで自然の恩恵というものを実感しやすい環境です。

時間が緩やかなに流れる環境は、小さな小さな日常が繰り返されます。
大きな変動がないぶん、刺激も少ない。

でも、自然を相手にするには長い年月をかけて手をかけ続けることが必要なので、小さな日常が大切になってきます。

その大切さはわかるけど、いざ今から自分ができるか、といえば...できないです。
だって、いきなり独りでは始められないし、継ぐものがなければこれってできないなって思うから。

自分が生きている間に自分の仕事の評価が出ない仕事もある

映画の話の中で、木を切って材木にするためにセリ市場に出かけます。
その木の出来栄えは100年かけて出来上がるもので、それに対し高値がつきます。

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映画WOOD JOB!について。 ヤバいとGOOD JOB!集めました。【神去村((美杉町)がヤバい。】

主人公の平野くんは思いがけない高値に驚いて、山の木を全部切ればもっといい暮らしができるのにって、親方に問いかけます。

そこへ先輩からの一言
「オマエ、自分が生きとるうちのことしか考えとらんやろ。先祖が植えた木、手をかけ続け育て上げた木を全部切ってしまったら、その後はどうなる?な~んも残らんやろ!」

あとに残すというのも、いまを生きている人の使命だって思います。

そして、親方は
林業というのはおかしな仕事や。良い仕事をしたかどうか結果が分かるのは俺らが死んだあとなんや。自分がやった仕事がすぐ評価に繋がらない。ま、なあなあやな。」

「なあなあ」とは、神去地方の方言で「ゆっくりのんびりいこう」「まあ落ち着け」の意味。

なんでもすぐに結果を求めたらいかん。
やるべきことをやってこそ、評価され、大事にされる。

そういうことなんじゃないかな。

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世の中には効率が悪いこともある。かといって、それが全て必要ないとかといえばそうじゃいない。効率が悪いからこそ、次代に継いでいけるんじゃないのかな。
伝統・技法・そして心の置き所。

そういったことを繰り返し継いでいくから、文化になっていくんだろうな。

木は住宅に使われるものですよね。
住宅関連の仕事に携わる方々にはぜひ観てほしいなって思います。

Amazonプライム会員の方は無料で観れますよ〜。