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元スナックママ 下澤美香のSNS活用術

「書くことが思いつかない人のための文章教室」からの抜粋。〜後編〜

こんにちは。
シモサワです。

前回に引き続き「書くことが思いつかない人のための文章教室」からの抜粋を残していきますね。

mika-shimosawa.hatenablog.com

伝わる文章の秘密

この本の見出しにとても興味を惹かれます。
第2章のタイトルが「伝わる文章の秘密」とあるんですが、「秘密」とあると、ものすごいコツがあるのかしら?って思わず読みたくなってしまいました。

「人プラス物」で書こう

描写の中に人と物をうまく取り入れるだけで、その場面はさらにくっきりと浮かび上がります。
より伝わる文章表現は「人プラス物」です。

共感を呼ぶには

共感というのは他人の感情や考えを自分もそのとおりだと思うことです。共鳴となると、人の意見や考えを素晴らしいと思うことでしょうから、ニュアンスが異なりますが、いい文章だなあ、思う気持ちには共感、共鳴双方が入り混じっているのではないでしょうか。
要は「共」にポイントがあるんですね。

共感を呼ぶ文章の書き方ですが、第一はシチュエーション、つまりその時の状況や場面の提示です。共感の「共」のとおり、その場面を共にできる場面は欠かせないでしょう。
考え方や意見への共鳴だけなら、場面は必要でない文章もあるでしょうが、作文やエッセイなどは「論よりエピソード」です。

感動したことは忘れない

感動した話というのは、人に話したいという思いが強いものです。

人に伝えていくには、その伝えることに対し自分自身が感動しないといけないのかなと思います。自分が感じていないものは人には伝わらない。そういうものですよね。
自分の商売のことを伝えていきたいのなら、まずは自分自身がその商売で感動する、感動し続ける必要があるってことじゃないかと思います。

感動するって大げさに考えるんじゃなく、日々の感情の動きに敏感になることで、毎日の感動は見つかります。

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ありふれた表現を避けるには

紋切り型と言えば、たとえば女性を表して「気丈な女」とか「世話女房型」解いた言葉があります。書いた本人はその助成をちゃんととらえた表現だと思っているかもしれませんが、それらの言葉ではそれぞれの女性がタイプ的に類型化されているだけなんです。それでは個々具体的な人物像は浮かんできません。
人物を描くならタイプではなく「個」としての存在、その人の特徴、言ってみればキャラクターを描くべきなんですね。

 

難しい漢字や漢語を使えば使うほど、文章は重たく、肩ひじ張ったものになりかねません。何か誇張したいようにも思われ、読み手を興ざめさせてしまいます。
文章はやさしい、普通の言葉を使うのが一番です。それが一番読みやすく、伝わる文章なのですね。

何事も現在から

文章は自由に過去に帰れます。でも現在とどうかかわっているかが不明な文章は、読んでいても落ち着きません。とりわけ出だしはその点に留意して書いてください。

時の流れがわかるように

文章は自由自在に「時」を操ることができます。文章表現の強みですが、それだけに時の流れが読み手にわかるように心がけなければ強みが生かされません。
文章は現在の状況も書きつつも、近過去、近未来を行ったり来たりできます。また、そうしないと文章の強みは発揮できません。

書き出しで興味を引くワザ

(書き出しには)自分を振り返るパターン / 疑問投げかけパターン / 意見、考えパターン / 状況、現状パターンの四分類です。
あとの文章の展開を考えれば、こう書き出すのがベターと思って書き始めるのでしょうから、作品全体を読んでもう一度書き出しに戻り、その意図を判断してほしいと思います。
いずれにしても書き出しは読み手の興味を引くことが大切です。作文などでは最初がまずいと数行で投げ出されることだってあるんです。

気のきいた一文でさっと終わろう

文章の結びも書き出し同様、こうあるべきだと一概に言えるものではないでしょう。ないでしょうが、結びの上手、下手はあるわけでして、上手な結びはそれまでの文章全体に生彩を与えます。
逆に下手だと、全文を台無しにする可能性があります。
「文章表現」の授業では「ありきたりな決意表明とか誓いとか、いい子の見本のようなことを書いて終わるのはやめようよ」とよく言っています。そんな結なら転々と転んだまま、ノンシャランとしたままのほうがましですよ、とも付け加えています。

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もう一人の自分の目で

「独自の内容」というのは主観的であれ、ということです。「伝わる表現」は客観的であれ、ということです。
主観的なことは自らの体験を書けばいいとしても、それが客観的に明晰な文章であるかどうかの判断は容易ではありません。いくらみんなにわかるように書いた自信があっても、実際には第三者になれない以上、読み手にとってわかりやすいかどうかの答えは簡単に出せないからです。
しかしそうだからこそ、客観的であるべきもう一人の自分の存在が重要なのです。

重複表現と同じ言葉の多用

言葉の重複も要チェックです。たとえば「まだ時期尚早」の「まだ」はいりません。「断トツの一位」も「断トツ」でいいですよね。

言葉の重複をついつい使ってしまいます。
無意識のうちに使ってしまうので、読み返してしつこくなっていないかってチェックしておきたいところです。

この本に言葉の重複の例が載っていますが、見てみると意外と使ってしまっている言葉がありました。

見た目の推敲

文章上、頻度の高い動詞を漢字ではなく平仮名にすると、文章全体から受ける印象が微妙に異なります。見た目の推敲の大切さがここにあります。漢字は硬い。暑苦しい。平仮名はやわらかい。涼しい感じがする。季節感で言えば夏と秋ぐらいな違いがありますね。

なるほど。敢えて平仮名を使うのもアリなんですね。

暑苦しいと言えば、段落の少ない文章もそうですよね。切れ目がないと圧迫感すら覚えます。

段落、改行、見た目の加減も大事ですね。

さいごに

この他にも比喩の生かし方、擬音語と擬態語、テンの打ち方なども書かれています。
例文や練習文も時間があるときにやってみると、文章に対する思い込みがあることに気づいて、文章が面白いなって思える本でした。

文中に文章の完成形のことを「作文」とか「作品」とありますが、これは「ブログ」や投稿文」にも同じことが言えると思います。

もっと、面白いと思ってもらえるブログを書いていきたいな。
そのためにももっと勉強をしていきたい。

というわけで、このメモを残しておきますね。