お店の雰囲気を伝えるにはお客さんに協力してもらうといい。
おはようございます。
2週間ぶりの出張仕事は気合いが入ります^^
佐久間町に通い始めて約2年経ちました。
年月を普段はそれほど気にしないんですけど、こうやってFacebookからお知らせが来て、それを見返してみると「このときはこうだったなー」とか「そうそう、こんなこともあったねー」なんて、さほど時間が経っていないのに懐かしく感じてしまいます。
ま、それだけ充実しているってことですね♪
売り込み発信は嫌われる
乗本さんの最初の頃の投稿は、売り込みっぽい感じが強かったんですよね。お店のメニューの紹介にしても、無理やり言葉を作ってしまっていたり、「ぜひお試しください」系の売り込み言葉で締めくくっていたりだったんです。
商品とかサービスをオススメするタイミングって、すご~く大事だと思うんですよね。
その商品やサービスに心が傾きかけているときにオススメの言葉を聞くと「なるほど!」って、理由ができるから欲しくなったり、行きたくなったりしますよね。
でも、そうでもないときに言われると気持ちが引いちゃったり、スルーしちゃったりなんですよね。
知ってもらう内容を絞る
「そうでもないとき」って、何も知らない状態でもあるんです。
知らないから興味がない。
ってことは、まず知ってもらうってことが大事なんです。
ここで大事なのが「何を知ってもらうか」と決めること。
私は床屋さんに行くことはないんですけど、お店をいう見方をした時に何を基準に選ぶか、ってことを考えてみたんです。
商品のラインナップや、サービスの内容って実際に見てみないと分からない。
だからそこは選択基準にないなーって。
その前段階で基準にしていることといえば、雰囲気なんですよね。
そのお店にいる人はどんな顔つきなのか。
そのお店に来る人たちはどんな人たちなのか。
お店全体の雰囲気はどうなのか?
床屋さんって、時間を拘束されるところなので居心地で判断すると思ったんです。
雰囲気がわからないと警戒しちゃうし、技術より自分と似た傾向の人が行っているんだってわかる方が親近感も出やすいかなって。
親近感がでないと、行く理由につながらない、そう考えたんです。
お店の雰囲気を伝えるにはお客さんに協力してもらうのがイチバン
「どんなお客さんが来ますか?」と聞いたら、年齢層は幅広いし、田舎の床屋さんだから家族総出で来てくれることもあるし、来店できない事情がある人には出張床屋もしているんですよね。
こんなに幅広いのは田舎ならではの強みだけど、言葉でくくりきれないんですよね。
だったらいっその事、毎日来るお客さんを紹介すれば伝わりやすいなって考えたんです。
それぞれのお客さんの事情に合わせて施術するのが床屋さんですよね。
癖や習慣を知っているから、そこに合った内容を提供できるんです。
それをそのまま投稿すれば、言葉で飾ることもないですし、無理な売り込み言葉も使う必要がありません。
写真って、便利なもので、そこに写っている人たちの顔つきでいろんなことを察することができるんですよね。
このお店が好きなんだろうな。
乗本さんと過ごす時間が楽しいんだろうな。
そういうことが瞬時に分かります。
お客さんの顔つきがお店の雰囲気を物語ってくれるんです。
あと、同じ写真枠に入ってくれるっていうのも、お客さんとの距離感が分かるんですよね。一緒に写っているだけで「仲がいいんだな」って。
やっぱり「継続は力なり」です
この投稿を乗本さんは2年間ずっとFacebookで続けています。
この投稿をベースにして、ブログ、Twitter、Instagramと発信の幅を広げていったら、県外からもお客さんが来てくれるようになって、人口の少ない佐久間町に貢献できるようになりました。
発信を続けてお客さんが増えたのはもちろんですけど、乗本さんが言うには「仕事は大変で厳しいもの」って思ってたのが、「仕事は楽しいこと」なんだって気持ちが変化したそうです。そして、お客さんと一緒に楽しめるのが自身の楽しみになっているんですって。これって、じつはお客さんのことが大好きだから言えることなんですよね。
大好きなお客さんに喜んでほしい。
お客さんは楽しみがあるからまた来店する。
商売の理想ですよね。
さて、喜んでもらえて終わりにするのではなく、この喜びをどう膨らませていくか。
次の課題はココ。
特別なことをするのではなく、日常を振り返るだけでアイディアって出てくるんです。
私はその振り返りのお手伝いをします。
今日はどんな内容になるのか楽しみです♪
私はこの毎回のミーティングが楽しいんです。
そして、仕事することが楽しいと思えるのは勉強するだけではなく、こうやって受け取ってくれるお客さんの存在のおかげなんです。
ではでは、行ってきまーす。