個人を出した情報じゃないと個人に届かない。〜SNS活用のススメ〜
Facebook、TwitterのSNSサービスが始まって10年以上経ちました。
私はFacebookを始めてまだ5年ですけど...この5年の間に自分が見ている世界がどんどん広がりました。広がれば自然と行動も変わりますし、物事に対する捉え方もどんどん変わります。そして、その変化はとても楽しいもので、今までにない充実感もあります。
SNSをやるようになって本当に良かった。
そう思うことばかりです。(おかげで今の仕事にもつながってますしね。)
もともと私は昔気質なところがあって、「電話で用件を済ませるなんて以ての外!」とか「顔を合わせないと気持ちが伝わらない!」と考えている方でした。
確かにそれも大切なことだけど、それ以前にもっと大事にしなきゃいけないのは、お互いの気持ちを尊重し合う関係になること、そうなるような行動を起こすことなんだと思い直すようになりました。
これは、藤村正宏先生の提唱しているエクスマがあって、それを実践できるSNSがあるから気づけたことなんです。
エクスマの基本は商売の基本
エクスマの基本のひとつに「誰が」「誰に」「何を伝えて」「どうしてほしいのか」ということがあります。
このワンセットがあって商売が成り立つはずなのに、意外とこれが抜けてしまうんですよねー。
抜けやすいのが「誰が」「誰に」ってとこ。
「何を伝えて」「どうしてほしいのか」っていうことはスンナリ出てくるんですけどね。
これね、今までの販促物の作り方がそうだったせいもあるのかもしれないです。
そもそも、自分たちで自分の商売を紹介するってことに慣れていない。
自分がなんでその商売に一生懸命になれるのか、そういう事自体を考える時間を取っていないだけなんです。
自分を売るより、商品(モノ)を売ることしか頭にないから、そうなっちゃう。
(自分を売るって結構大事なんですよー。)
そもそも人気(にんき)商売にしたいのなら、人気(ひとけ)を出すのは当たり前のことですよね。
人は人にしか寄ってこないから。
自分のコトを出すのは嫌!って言っていたら、いつまで経っても人は寄ってこないし、選んでもらえないし、その存在すら知ってもらえなくなります。
商品の紹介だけでは人の感情って沸き起こらない。
人の感情に触れるから、感情が起こるし、そこに触れるから共感も起きる。
共感するから、そこに行きたい!、とか、その商品を使ってみたい!、同じように体験感情を受けたいと思うから、行動が起きるんですよね。
自分の行動で基本に還ってみる
これね、商売側ばかりにいたら思わないことかもしれないけど、自分で商売外の行動に当てはめてみたらわかります。
なんで、それを買ったのか。
何の目的でそこに行ったのか。
何をしたかったのか。
まずは、自分が「誰に」なってみるとわかると思います。
一回だけの利用になったのはなぜ?
何回も利用してしまうのはなぜ?
そして、自分の商売は一見さんだけ相手をしたいのか、それとも常連さんを増やしたいのか。そのためにはどんな人を相手にすればいいのか。
そうやって考えていくと「誰に」っていう、人物像を想像しやすいと思います。
人物像を想像できれば、その人に自分はどんなふうに接すればいいかってことがわかるはず。
接する回数が増えれば増えるほど、その人がどんなことを必要としているかがわかるので「何を伝えて」あげればいいかわかるし、それによって「どうしてほしいのか(どんな体験をしたらその人のためになるのか)」っていうこともわかってきます。
個人的交流が商売繁盛のもと
ただ、これらは一朝一夕ではできないことです。
相手とそうそう会う時間もないし、話し合う時間もない。
いきなり会って、自分を知ってもらって、相手のことを理解して、提供できることを提案して、買ってもらう、なんてできないですよね。時間をかけないと。
その時間をかけることができるのが交流を重ねるってこと。
時間や距離を埋めながら交流できるのがSNSの役目だし、可能な道具なんです。
SNSの使い方はとても単純で(デジタル音痴の私でも使えますもん)、アカウントを取るのも無料で、いつでも気軽に発信できるといったスグレモノです。
ただ、その優れた機能だけを見て、自分の好き勝手に発信したり、自分の言い分だけ通そうとしてもダメなんです。だって、SNSは直に受け取る人がいるものだから。
ダラダラと書き込んできましたけど、何が言いたいかというと...SNSはたんなる情報交換する場というより、楽しくなる情報をやり取りする場ということです。
楽しいという感情は人でしか表せないですからねー。
だからSNS活用に必要なのは、個人的な楽しさをどんどん発信するってことです。
さらには、自分自身の商売の楽しさをどんどん発信すれば、どんどん興味を持ってもらえるってこと。
個人を出した情報ってどんなことなんだろう。
ここで悩む人は案外多いんですけど、まずは自分が楽しいと思うことからやっていけばいいと思います。人が楽しんでいる姿は、見ている方も楽しいですから。
人は楽しいところに集まる。
これは今も昔も変わらないことですよね。
人を集めるためには、まず自分が楽しんでいることを表現していかないとですよね。恥ずかしがっていたらおいて行かれちゃいますよ。
長くなってきたので、今日はこのへんで失礼しますね。
それでは、また。