じつは音痴なんです...私。
「歌を唄うのは楽器を奏でるのと同じこと。自分のカラダ全部が楽器本体だから、カラダ全部を使って唄うんです」
これは15年前に通っていた、ボイストレーナーさんから教えてもらったことです。
30代の頃、ボイストレーニングに通っていました。
そのきっかけとなったのは、当時のボスからの一言でした。
「あんた、音痴だから。」って。
歌を知っていても、唄が上手いとは限らない
幼年期を過ごした母の実家は山奥にあって、繁華街へ出かけるのに車で40分ぐらいかかります。なので、自宅にカラオケセットがあったんです。いまはもうお目にかかれない、ハチトラから始まり、レーザーディスクプレーヤーがあって...今の若い人たちは全く知らない機器を使って、ほぼ毎晩叔父がカラオケしていたんです。
1980年代はデュエットソングも多くヒットした時代でもあって、その相手としてよくつきあわされていました。
そのおかげもあって、昭和を代表する曲はほとんど知ってますし、歌えます。
だから、「音痴だ!」と言われたときは、凄くショックだったんですよねー。
人に聞かせる立場にあるなら、トレーニングすべき
自分なりには歌を知っているから、唄えているつもりでいたんです。
でも、ボスのいう「音痴」は、表現的に「人に聞かせるレベルではない」ということを言いたかったらしいんです。
サビの部分で半音ズレる時があったり、自分の気分任せに唄ったり。
それはプロとして失格だと。たった200円かもしれないけれど、お金をもらって唄っている以上プロなんだから、プロとして唄いなさいと。
そして、それぞれの歌にはそれぞれのストーリーがあり、そのストーリーを思い起こせるような唄い方をする、それがプロとしての唄い方だからと言われました。
そのために発声の基本を学べと。
たまたま、エイベックスのボイストレーナーさんの教室が地元で開催されていたので、通うことにしたんです。
その教室では発声や滑舌のレッスンばかりで、当時の私はちょっと物足りなさもあったんですよね。歌のレッスンなのに唄わないんだーって。
唄うといっても、使うのは身体全体
でも、「歌を唄うのは楽器を奏でるのと同じこと。自分のカラダ全部が楽器本体だから、カラダ全部を使って唄うんです。」という言葉を聞いて納得したんです。
習った呼吸法はお腹だけ使うのではなく、膝の関節、背中、腰回り...体のあらゆる部分で空気を出し入れできる方法で、体内の空気をコントロールする方法でした。そうすることで、身体全体を使うことを覚えていく、そんな感じです。
身体全体を使うことを覚えると、いろんなパターンで発声できるようになります。
声を大きく張り上げる歌い方もあれば、響かせて奏でる歌い方、優しくささやくような歌い方(これが私はちょっと苦手...)、歌のストーリーに合わせた唄い方ができるようになります。
その後、開腹手術をしたので、それっきり通えなくなってしまいましたが、自分から進んで学びにいったことはいつまでも覚えているものですね。
その当時学んだことを一つ一つ思い出しながら、再トレーニングしてます。
歌レッスン。練習だから、ヒトカラも気楽だよー https://t.co/DrazmOd3g7
— 下澤 美香・街の社長の家庭教師 (@itan6053) 2019年1月6日
エクスマ新春セミナーに向けての練習をしています。
最近の私のツイートは、やたらとカラオケに行っているようなイメージになっていますが、じつは...エクスマ新春セミナーのお芝居の一部で唄うシーンがあるからなんです。
そこに向けての練習をしています。
今回のエクスマ新春セミナーは、映画、演劇と演目がいろいろあります。
短パン社長率いる映画チームは予告編もできていて、期待感が高まりますー。
エクスマ新春セミナーは東京と大阪で開催されます。
東京会場:1月16日(水曜日)<満員 キャンセル待ちです>
大阪会場:1月22日(火曜日)
東京会場は満席となってしまっていますが、大阪会場はまだ受付可能だそうです。(残席が少ないので、お早めにー)
セミナーの詳しい内容は、藤村先生のブログをご覧くださいね。
(セミナー申込みもこちらからできます。)
いよいよあと10日。
エクスマ演劇コースが始まった頃は、演劇なんてやったことないし、演劇の要素もよくわかっていない状態でしたけど、演劇だと構えて捉えるのではなく、自分の日常と置き換えられることを探し出したり、日常で感じたことを再現したり、と、日常を広げる感覚にしたら、演劇ってとても楽しいものだなって思っています。
皆さんに楽しんでもらえる時間の一部になれるようにしたいなって思うので、しっかり練習に励みまーす^^