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元スナックママ 下澤美香のSNS活用術

セクレタリーガラシャはどんな人物か? 〜2019.1.22 エクスマ新春セミナーin大阪より〜

大阪エクスマ新春セミナーが終わってから3日も経っているのに...まだ余韻が続いています。これだけ続くというのは、あの時間は東京セミナーに続き、忘れられない大切な記憶として刻み込まれていくのでしょうね。

単に楽しかっただけではなく、あの舞台に立つために練習もしましたし、いろんな準備もしました。ヘンな話、2時間の上演時間で私の出番は全部で15分弱です。

たった15分かもしれないけれど、その15分のために費やした時間はどのくらいだったんだろう。でも、これがあったから、あの時間の喜びを感じられた。そう思います。

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共演した瀬口さん(ハート)のコメントで気づきました。

非日常のような、でも、あの時間は確かに存在していて。
夢のような、非日常の時間…
けれど、この気持ちは
地道な練習無しには存在しない時間…
なのです!!

ameblo.jp

 

そもそも、演じるというのはどういうことなのか?

演劇をしたことがなかった私です。
最初は、セリフが言えるのだろうか...舞台で立ちすくんでしまったらどうしよう...
そんな不安しかありませんでした。

台本を渡されて、とにかく言葉を刷り込ませるのが先決、と。棒読みでもなんでも言えるようにしようと取り組みました。

でも、ふと、思ったんですよね。

このセリフに込められた意味ってなんだろう?って。

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そもそも、この人物像(アンドロイドだから、AI像かな?)は、どんなものなんだろうって。
その人物像は、何を象徴するのだろうって。

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私たちは人間に絶対服従です。あり得ません。
3原則に沿って忠実にすべきことをする。
それが我々の役目だからです。

ガラシャが何度も言うこのセリフ。
これって、古い体質の人がよく言うことだな〜って。
会社人間で、機械タイプの人もいるよね〜って。

あ、そうか。ガラシャは旧型だし。

個を押し殺して、会社に尽くす。

そんな性質がベースかもしれない。
そう想定してみたんです。

 

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そうしたら、なんとなく人物像が掴めてきました。

演じるというのは、その人が持っている性格とか性質とか。そういったものを表現することじゃないか、そう解釈しました。

人物像が見えると、必要なことも見えてくる

人物像が見えてきたので、そのタイプの特徴とかを想像するようにしたんですよね。
でも、セリフの追加とか、台本の変更とか出てきて...

そのセリフを見るたびに「ここの心境はなんだろう」って、考えて。

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特に困ったのが、服部様とのやり取りのシーン

まるで人間のようで気持ち悪くなることもあります。

いやいや、機械だから、気持ち悪くならないでしょ?
そもそも、機械は疑問を持っちゃいけないし。

いや、まてよ。
アンドロイドは単なる機械じゃないのか。

感情を持つ機械?
感情って、搭載できるのかしら?

いや、人間の脳の解明はできていないはず。
解明できていないものは、搭載できないし。

 

もうね、いろいろ考えれば考えるほど、自分ラビリンスに陥っちゃって...自分の発想力の乏しさが残念すぎました(笑)

 

現在のAI技術がどこまで進んでいるのか調べてみたり、どんな方針で技術開発をしているのか調べてみたり。でも、思うような答えが見つかりませんでした。

 

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そんなとき、ふと思いついたのが「感情はどこから生まれるのか?」ということ。
AIのことばかり考えるのではなくて、感情の発生のシステムみたいなことを考えたほうが早いのかなって。

感情という、豊富な気持ちを理解するのは、人間同士でも難しいものですよね。

それを解りやすく説いたものは何だろう?
宗教?

いや、そのものとになったものといえば...哲学かな?

そうか、哲学を理解できるかどうかってところが、感情の発端なのかも。

いや、でも...私自身が哲学に詳しくないし。

 

もっと、わかりやすいものはなかったっけ...  ...

世界観?

 

そんなことがグルグル頭の中を駆け巡って、行き着いたのは映画「ブレードランナー」でした。

めっちゃ小難しいことを考えるわりには、映画かよっ!って思われるかもですが…

考えても、調べても、答えが見つからないときは、感情移入できるもので解決しようとするんです、私。

でも、映画だけでは、なんとなくしか解決できなくて。

そこで、原作本を読み込みました。

ここにね、アンドロイド同士の感情が描かれていて。
「あいつら気持ち悪いんだよ」って、いうセリフもあって。

違和感を感じることが、気持ち悪いと表現しているんだなってわかったんです。

 

「気持ち悪い。」という言葉は、触れたくない、とか、関わりたくないの表現だと思っていたんですけど、この本の内容からは、「気持ち悪い」という言葉には、排除しようとは思わない、むしろ、その違いはなぜ起きるのか?何がそうさせるのか?といった、興味も含まれてるなと感じました。

 

なるほどー。
切った張ったの感情論ではなく、ちょっと曖昧さがある。
そうすると、感情の変化もスムーズにいく。

 

そんなことを感じたら、ガラシャの気持ちがなんとなくわかってきました。

クレタリーガラシャはどんな人物なのか?

古い体質を持ちながら、利休という新しい同族が入ってきたことで、いろんなことに戸惑いを覚えます。ある意味、利休に憧れる、羨ましいところもあるんじゃないかな。

 

だから、思わず服部さまに「気持ち悪い」って、言ってしまう。

 

でも、アンドロイドはアンドロイド。
道理を外れてしまってはいけない。

感情を持ってはいけないのだ。

じつは、自分もその片鱗はある。
でも、それを押し殺しているんだから。

利休もそうしなければいけないのだ、と。

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それが知られるとスクラップ(解雇)される。
だから、すべきことに忠実でいなければいけないんだ、と。

利休に諭しつつ、じつは自分にも言い聞かせている。

 

その感情は、じつは千の強い感情に影響されているとも知らずに。

 

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私はガラシャ
私はアンドロイド。

そんなイメージトレーニングを繰り返していました。

 

そして、夏ドラマで放映されていた「ZERO〜一攫千金ゲーム〜」に出てきた、小池栄子さんをイメージにしてみてよ、と藤村先生からの指令があって...
これもめっちゃ観ました。


このシーンは50回以上、何度も何度も繰り返し観てました。

 

当日は、普段しないネイルもしたんです。

こんな細かいところまで見る人はいないと思うけど、爪先をネイルでシルバーにしたりね。やっぱりどこかに機械っぽいイメージを入れたくて。
見た目の仕込みには、結構拘るタイプです(笑)

 

今回のセクレタリーガラシャの役がとても好きでした。
またどこかでガラシャになれたらいいな。

エクスマ新春セミナーの余韻に浸りながら、そんなことを考えてます。