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元スナックママ 下澤美香のSNS活用術

美術作品の背景にはビジネスの気づきが満載! 〜エクスマセミナー・エレメントE〜

ビジネスリーダーは教養も大事だよ。
エクスマの藤村先生は常にそう仰います。

文化芸術に触れることで豊かな心を持たないと、この変化の時代に対応していけないよ、と。

とはいっても、芸術・美術にはとんと疎い私です。
特に絵画は何をどう理解していいのか分からなかったんですよね。

でも、先日のエクスマ塾生限定のセミナーエレメントEで、断然興味が湧いてきました。

 

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印象派とは?

絵画の世界にも派閥みたいなのがあったんだそうです。
産業革命以前は「絵画はこういうものだ!」っていう決まり事があって、そのルールから外れたものは絵画として認められなかったんだとか。

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今では有名な絵画も当時は認められず、けちょんけちょんに貶されたんだそうです。
それでも彼らは描き続けた。

そのおかげで現代の私たちは、その作品に触れることができます。

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印象派が生まれたきっかけは、産業革命によって市民の生活が豊かになったこと、 チューブ絵の具が誕生したこと、万国博覧会によって日本文化が伝わったことなどがあるそうです。

題材、技法、刺激。
これらが重なって生まれたもの。

流れというのは、ある日突然発生するのではなく、世の中の変化を汲み取って自分の感覚とすり合わせながら行動することで生まれるんじゃないかな。

ということは、流れを創り出すのは誰にでもできることなのなって。
思いつきばったりではできないことだけど、情熱を持って取り組むことが大事なんだなって思います。

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印象派はなぜ人気があるのか?

印象派の特徴は、わかりやすい・明るい・きれい。

なるほど!って思いました。
というのも、これらの特徴は今のSNS時代にも言えることだから。

わかりにくいものはスルーされる。
暗い内容、写真は見てもらえない。
明るくきれいなもの(映えるもの)が好き。

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明るくきれいなものはワクワクしますし、ワクワクするからやる気も起こります。
好循環のもとなんでしょうね。

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 明るさ、きれいさを出すには光と影の動き、質感をどう伝えるかってことが大事で、そのための技法が模索されたんだとか。

でも、新しいやり方は当時は受け入れられなかった。

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こういうところも現代の風潮に似てますよね。
新しいことはなかなか受け入れられない。

でも、「こうした方がいいんだ!」って、自分なりの解釈があればいいんだと思います。世の中がどうであれ、自分が何かを創り、それを必要としている人が喜んでくれれば。

世の中を動かすのは、評価ではなく実績なんですよね。
実績というのは、誰かが喜んでくれた証であって、点数ではないんです。

私もここを取り違えていた時期がありました。
実績=点数だって。
そうすると点数稼ぎのことばかりしてしまって、空回りしちゃうんですよね。

点数稼ぎばかりしていると、相手の顔色ばかり伺ってしまいます。自分で発想ができなくなる。結果的に振り回されて自分が何がしたかったのか分からなくなってしまう。

負のスパイラルに陥ってしまうんですよね。
気づけて良かったなって思います。

 

印象派を支えた人たち

印象派に人気が出たのは、その立役者のおかげもあるそうです。
フランスの画商のポール・ディラン=リュエル

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彼は絵画に付加価値を足すこと、マーケット市場の矛先を変えることで印象派を世の中に流通させました。
彼の視点は現代のマーケティングにもヒントになるなって思います。

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ポール・ディラン=リュエルのことは「ビジネス戦略から読む美術史」に詳しく書いてあるので、これを読むとさらにわかると思います。

他にも印象派の画家達を支えた人たちがいます。

フレデリック・バジールはその活動を支援し、メアリー・カサットはアメリカ市場に印象派を勧め、ギュスター・カイユボットは名画を買い続けました。

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何かをやり遂げるには人の応援が欠かせないものですよね。
応援してもらうことって強制ではなできないことなんです。心が動かされるから、自発的にやることで。

だから、応援される人柄ってとても大事なんだなって思います。

そして、熱を持って取り組むこと。これがないと人の心って動かないですから。

 

近代画家の父と呼ばれるポール・セザンヌは絵が下手だった?!

ピカソゴッホが影響を受けたポール・セザンヌ
彼の生涯の話はとても面白いです。

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彼が絵を描き始めたのは21歳。
彼の絵が認められるようになったのは56歳。

その間、彼はずーっと絵を描き続けたんだそうです。
気の遠くなるような話ですよね。経済的な心配がなかったとはいえ、そこまで自分を信じられるのがスゴいなって。

そして、セザンヌは他の人がやらないようなことをしたんだそうです。
それは、一枚の絵にいろんな視点を取り入れること。

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絵画の詳しい技法はよくわかりませんが、こういう考え方は当時はなかったんだそうです。むしろ変人扱いされたんだとか。

でも、写実的なものは写真があるじゃないか。
絵には絵でしかできないことをやるべきだ!って。

そうですよね。
他に素晴らしいものがあるのに、わざわざその追従をしなくてもいいってことで。

発想ってもっと自由にしていいはずなのに、つい囚われた考え方に偏ってしまいます。
そっちの方がラクだから。

でも、ラクなことばかりしていては生み出すことってできないんですよね。

今の世の中、ラクに生きていくことはいくらでもできます。
それに甘んじて過ごすのも選択の自由だけど、何かをしたい!人の気をひきたい!と思うのなら、ラクにしていてはできないことですよね。

 

情熱を持てることをしよう!

与えられた課題をこなす努力や労力も大事かもしれない。
それが仕事だって思っている人は、私も含め多いと思います。

でも、こなしたとしても得られるのは達成感だけで、充実感とはちょっと違うんじゃないかな。

達成感は気持ちがいいけれど、心の豊かさには繋がらない。
心が豊かにならないと、人の心には寄り添えないなって。

心を豊かにするには充実感が必要なんじゃないかって思うんです。
自分が自分で在れることをする。

それが好きなことをするってことなのかなって。

充実感に大切なのは、人の評価ではなく自分なりの解釈の持ち方。
誰に決められたわけではなく、自分で答えを見つけることだと思います。

それは果てしなく長い道のりかもしれないし、ある日突然降ってくるかもれない。
そんな確約がないことをするのは、自分がそれを好きだからできることなんですよね。

好きなことをする時間がないとか、好きなことがないとか...やらない理由はいくらでもあるけれど、それを乗り越えると、そこにしかない景色が見られるんだろうなって。

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人は人の為になるために生きている。
私はそう思っています。

だから、自分ができることを精一杯やる。
今まではそればかり考えていて、自分の可能性とかには無頓着でした。

でも、美術の世界の話を聞いて、自分の感覚・感性をもっと知ろうと思います。そこから何か可能性が見えるかもしれないし。

 

そう思えたのは、やっぱり藤村先生の話し方なんですよね。
今回はオンラインだったけれど、その熱がめっちゃ伝わってきました。

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画面越しに熱が伝わるって、どんだけ熱量が高いんだろうって。
好きってこういうことなんですよね。

これからのビジネスは熱量を持った人が成功する。
そう思ったエクスマセミナー・エレメントEでした。