気持ちや心の動きには丁寧に接すること。
今日は立春ですね。
季節の切り替えです。
旧暦では新年の始めともされてますし、今年は月曜日ということもあって、気分を新たにするのにピッタリですね。
さて、商売というのは、人の行為に添っていくものですよね。
【行為(こうい)】
個人がある意志・目的を持って意識的にするおこない。行動。ふるまい。しわざ。所為。
人が行動するのには、理由があります。
その理由を理解しないと、そこに添えることはできなくなってしまいます。
相手の気持ちを理解できるかどうか。
ここが大きなポイントなんですよね。
自分と違う人のことを理解するのは、難しいことですし、完全に理解することなんてできないかもしれない。でも、大切なのは、そこに寄り添おうって思う姿勢なんです。
お客さんの気持ちに近づいて見ようと思うこと。
ここがないと、これからの商売は本当に大変なものになっていくと思います。
解ろうという気持ちがないから、媚び諂う形になってしまう。
人は、その時の気分でいろんな言葉を発しますよね。
お客さんとの関係をその場しのぎにしようとすると、その場での言葉に振り回されやすくなってしまいます。「あの時こう言っていたのに、今度はなんか違う」って感じるのは、その場しのぎで物事を見てしまうから。その場で調子を合わせてしまうだけでは、お客さんが本当に望んでいるもの、形って見えないんですよね。
調子を合わせるって、媚びた形になっちゃうんです。
自分が持っている感覚を育てていく
理解しようとしても、その理解する道筋がないとわからないものですよね。
受け入れるベースができていないと。
人の行為に関心が薄い人って、自分の感覚や気持ちにも案外鈍感だったりします。
自分が物事をどう感じたのか、何に繋げてそう思ったのか、っていう自分感覚に向き合えていないパターンが多いです。
となると、感覚や気持ちの動きがわからないのも当然ってことになりますよね。
相手のことを知ろうという気持ちを持つためには、まず自分の気持ちの動きに向き合ってみること。
そして、違いをちゃんと受け入れること、です。
例えば、話題の映画を観て自分なりの感想を持つ。
そして、他の人の感想を聞く(今はデジタル上ですぐ見れますから)
そうすると、同じ感想でもポイントの違いってあるんですよね。人はそれぞれ見方が違うから、全く同じにはならないですし、その違いを知って「そういう見方もあるのか」って受け入れてみる。
感覚は、日常的なことから取り掛からないと育っていかないものでして。
いきなり仕事の一環としてやろうと思っても、なかなかできないんです。まずは、自分の日常的な物事から自分の感覚と向き合ってみると、感覚を育てる第一歩になると思います。
自分はなんでこれが好きなのか?
なんでこれが良いと思うのか?
逆に嫌いな理由はなんだろう?
自分の気持ちや心の動きに丁寧に接すると、人の気持ちにも丁寧に接する事ができます。その丁寧に接するということが理解に繋がりますし、気持ちに添う姿勢につながっていくっていうことです。
節目の日は、新しいことを始めやすいですよね。
気分を新たにするのにもピッタリ。
私もリニューアルしていこうと思います^^