「書くことが思いつかない人のための文章教室」からの抜粋。〜前編〜
こんにちは。
シモサワです。
先日読んだ本、「書くことが思いつかない人のための文章教室」に文章を書くヒントがあったのでここに抜粋していきますね。
本日のお風呂de読書は「書くことが思いつかない人のための文章教室」
— 下澤 美香・街の社長の家庭教師 (@itan6053) 2017年3月29日
このタイトルのままのお悩み相談って多いんですよねー。その解決策のヒントになればと思って読んでます。
ただ…例文が暗い話題か小難しい系なので、かみ砕いて読むのがちょっと大変。ポイントの抜粋だけでタメになりそうです。 pic.twitter.com/9KPnpDdZJh
そもそも文章とは
「いい文章とは?」まずは中身、すなわち内容があるということ。次にその内容が的確に表現されていること。
内容、表現とも借り物ではなく、様々な意味において自分自身のものでなければなりません。
(自分自身の言葉というのは、その言葉に対しきちんと説明できることだと私は解釈しています。)
体験は単に身の上に起きた出来事ではありません。人間の意識が強く働いた結果なのです。そのときに思ったこと、考えたこと、さらには織り成す感情とともに、大脳皮質の側頭葉というところに長期記憶として保存されます。文章を書く上でその気おきが必要になると、やはり大脳皮質にある前頭葉が「こういう記憶を」とリクエストします。
体験こそが文章の最も大きな源泉、おおもとでして、作文というのはそのおおもとから記憶化された自分自身を引き上げて言葉にする作業にほかなりません。
体験も言葉も全て自分の中にあるわけです。投げ出さないかぎり文章化は不可能ではないはずです。
伝わらないと意味がない
作文や文章の本を開くと、「自分にしか書けないことを、誰が読んでもわかるように書くこと」とよく強調されます。内容、表現とともに自分自身のものであれば、「自分にしか書けない」作文になるはずです。
ただし、です。それが読み手に伝わったかどうかは別問題なのです。
いくら自分にしか書けない文章であっても、読んだ人がわかる、つまり内容が伝わらなければ書いた意味がありません。
独自の内容プラス伝わる表現
いい文章=「独自の内容」+「伝わる表現」
伝わる、すなわちよくわかるとは描写が具体的でイメージが鮮明にわいてくるとか、要領よくまとまっているので頭にすらすら入ってくるといったことのほか、内容が興味を引き、かつ面白く読めるといったことも含まれるでしょう。
読み手さんがその話の内容をイメージしやすいように、その話の当事者になれるように、意識して書く。
状況の再現
具体的に書かれていないと、自分の心にある思いをちゃんと表現したことにはならないのです。
出来事(体験)を細かく描写して、読んだ人に追体験してもらい、そのときの胸中を察してもらう。そういう表現法を心がけるべき。思ったことを感想として書くのではなく、そのときの状況を再現して報告するつもりで書いているからより伝わってくるんです。
人に報告するつもりで見る
描写力をどうつけるか、何と言っても見たことをしっかり伝えるんだという目的意識を持つことでしょうね。その自覚があれば全身が目になり、耳になり、五感はいきいきと働いてきます。
またそこから思考や感情がもたらされます。逆に言えば、思考や感情は目的意識の産物なのです。
トレーニングによって描写力はつくものです。
事物との関係性の確認
文章というのは結局のところ人と人、人と物、人と自然といったそれぞれの関係をどう描くか、それが最大のポイントなんですね。
説明だけですませるな
場面を再現して、読者にそうか、そういうことか、とわかってもらえれば、それで十分なのです。
説明する必要があれば、そうしてください。しかし、大切な場面で、かつ描写できるのに説明で簡単にすませるのはやめてください。
独自の視点で書くには
書く以上は自分ならではの内容と表現であるべきです。社会通念にまつわる既成概念や固定観念は、自分の中から追っ払ってかかるべきです。
人間って?生きるって?
人間というものの不思議を知る何よりの対象は自分自身です。
そして自分にとことんこだわるかぎり、百人に百人の意見や見方があってなんの不思議もないことにも気づくのです。ぼくらは 文章を書くことを通して考えを深め、自分自身を見つめているところがあります。それが文章を作るということでもあり、作文の良さでもあるんですね。
Amazonのレコメンド機能で表示されてたのを、タイトル買いしたら文章に対する考え方に納得行くことが多かったです。
SNSやブログには文章ってとても大切なんですけど、書いてみたいけどうまく書けないとか、書くことが思いつかないと思っている人にはオススメしたいなと思います。
ただ...例文とかの内容が暗い話題だったり、ちょっと小難しく感じる部分が多かったので、私がなるほどなと思う部分だけ抜粋してみました。
私はKindle版で買ってますけど、もっと内容を詳しく読みたい方は上記のリンクをポチッとしてみてくださいね。