SNSは恐ろしいモノと思っている人はまだまだ多い。
SNSが怖いと思っている人は「人の気持ちが怖い」とか「人の気持ちを受け入れる心の準備ができていない」んだと思う。
これ、そういう人もいるし、企業の体質も同じだなって。
ある飲み会で「ウチの会社はSNS投稿は一切禁止なんですよー。」って聞いたんですけど、SNSをやっている本人としては、もったいないなーって思っちゃうんですよね。
所属している会社の方針だから、そこは仕方がないんですけど。
でも、会社の方針で個人能力の芽をつんでしまっているってことにもなるんですよね。
個人の感想を出さない。
個人的な意見を封鎖する。
こういう方針が個人力なんか役に立たない、売上につながるのは商品力のみ!って思っているからなんでしょうね。
モノの魅力は商品力にある。
そういう考え方があるからなんだって思います。(これって、職人系にも多いんだけどね。)
でも、その考え方って、もう通用しないんですよねー。
その商品を持っていないと死んじゃうってこともないし、その商品を持っていないと社会に適合しないとか、デメリットがないんですもん。
商品主体で物事を見ているから、そこに気づかないんですよね。
いつの時代にも商品は使う「人」がいるからこそ、その価値を感じてもらえるし、「人」がいるから使う喜びを感じてもらえているはずなのにね。
商品の先には必ず「人」がいるんです。
「人」とつながることを最優先で考えてかないといけないのが今の時代に必要なことなんだって思うんですよね。
だからこそ、SNSというものができて、これだけ使用する人が増えているんだって思うんです。
商売の規模が大きいところは思考転換するのが鈍くなるけれど、商売の規模が小さいところほど、思考転換がし易いし、行動しやすいんです。それって、変化の時代のいま、ものすごい強みなんですよね。
便利な世の中って、小規模なところや個人に有利なことばかり。
個人対個人で商売ができる時代で、その個人向けのことが広がりを作る、そういう時代なんですよね。
大勢に対して何かしようと思っていたら効果が出ない。
確かに大勢に向けて何かするってことを考えるほうが手間がかからないし、お金さえ出せば労力も少なくてすむかもしれません。でも、それって、商品に対して責任感も薄くなっちゃうんじゃないのかな。
売れないのは世の中のせい。
売れないのは立地のせい。
売れないのは悪口を言われたせい。
誰かのせいにし易いですもんね。
個人対個人の商売をするには、まず自分の個人力を上げていくってことです。
個人力を上げるっていうのは、資格を取るとかスキルを上げるとかではなく、(もちろんこれも必要ですけど)まず、自分の周り、自分に関わってくれる人を受け入れること、そして自分自身をちゃんと見つめ直すことから始まります。
そうすると、人の気持ちに対しての恐怖心とか猜疑心がなくなるから、人と関わりやすくなっていきます。
人と関わるのが面倒とかいってたら、商売にならないですよね。
お客さんの顔色ばかり伺っていたら、疲れちゃいますよね。
楽しい!とか、嬉しい!っていうのは、人の気持ちに触れるから起こる感情なんですよね。じつはこれが商売する原動力になっている、そこにまだまだ気づけない人もいます。
SNSは楽しい!嬉しい!が広がっていくところ。
投稿する本人がその気持ちを持っていないと広がらないし、良さが実感できない。
そのためにはまず、今よりちょっとだけ視野を広げてみるといいと思います。
人の楽しさにちょっと乗っかってみる。
今日、楽しかったことを言ってみる。
そういった些細なことから始めるといいですよ。
とりとめのない話ですけど、人と関わることを恐れずにいてほしいなって思います。
それでは、また。