お客さんを大事にする。そういっても、相手のことを知らないと大事にできないですよね。
お客さんのために。
お客さんの役立つことをする。
お客さんが喜ぶことをする。
商売の基本はココにあると思うのですが、その「お客さんの人物像」を知らないパターンが案外多いんです。
人物像を描くということは意外と大事で、その相手のことを知らないと、どんな困りごとがあって、どんなことが喜びにつながるかということの見当がつかないものなんです。
相手を知らないから、その必要性もわからない。
そんな状態で商品やサービスをおすすめしても、見当違いになってしまい、頼りになるどころか、鬱陶しいと思われてしまう、そんなパターンにつながってしまいます。
どんな場合に、その内容が活きてくるのか。
そのすり合わせがとても重要なんですよね。
お客さんを大事にします!
そう言いつつ、お客さんの内情を何にも知らないでいるのは、口先で言っているのと同じことで、お客さんを人としてみていない証拠です。
お客さんをモノ扱いしているから、モノ売り視点で接しようとしてしまう。
そうなると、お客さんだって気持ちを入れた接し方をしてくれなくなってしまいます。
人は不思議なもので、自分の捉え方、接し方がそのまま返ってきます。
大事にしてほしいのなら、まず自分から大事にしていかないといけないってことです。
お客さんを大事にする=いつも気にかけること。
私の基本はここにあります。
自分の気持ちの中に入れることで、相手の行動ややりたいことの予測をつけやすくなります。
その場でいきなり相手のことを考えようとしても、なんにも思いつかないので、常日頃から気にかけるというのが、とても大切なんです。
気にかけていることは、どんな形でも、いくらでも表現できます。
とくに、いまはSNSやメッセージアプリが浸透しているので、しやすいんです。
自分のことだけを知ってもらう手段で使うのではなく、相手のことを知るためにも使う。使い方しだいで関わり方を変えていける、そういう時代なんですよね。