正論ばかり掲げても人は納得しない。正しいだけじゃ生きにくい。
若い頃は正しいことが良い事なんだと、正しさを極めていけば良くなるもの、そう思っていました。
でも、歳を重ねるとともに、世の中正論ばかりがまかり通るわけではないんだなって、そんなことを思います。
そもそも正論って、なんのためにあるのかな?って。
正しいことと、良い行いとは同じようでも違うんですよね。
正しさばかりでは融通が効かないし、融通が効かないものは窮屈で、個性をも押さえつけてしまって、その人自身の良さを殺してしまうかもしれない。そんな危うさもあります。
逆に、本当に悪いことをする人もそんなに多くないですしね。
悪いことをするのではなく、ちょっと足りないだけ。
足りなければ、足してあげればいい。
それが結局、良いことにつながるんではないのかなって。
正しいことが必ずしも楽しさにつながるとは限りません。
ちょっと外れている方がワクワク楽しいってこともあります。
そうやって物事を捉えていくと、正論ばかり掲げていたら、人は納得しないし、納得しないからついてこない。
人としての緩さを受け入れつつ、整合していく、そんな感覚のほうが人との関わりは上手くいく。
そんな風に思います。
とくに、水商売の世界って、緩さ満載なんですよね。
その緩さばかりを受け入れてばかりいたら、無秩序になるし、緩さを認めなければ、酒場としての意味もなくなるし。
なんにしても、その場の加減っていうのを見極めることが大事ってことです。
というわけで、今年最初のホステスナイトに出勤してきます。