企業のSNS発信での「商品説明」は、お客さんにとっての「情報」にならない。
こんにちは、SNSコンサルタントの下澤です。
この数年、SNSが話題になることが多くなり、企業でもSNS活用に取り組むところが増えてきました。
ですが、その発信内容は広告の謳い文句みたいなものが多くて...本来のSNSの特性である「コミュニケーションを目的としたツール」の使い方とは、程遠い印象を受けます。
企業さんの発信の根本には「多くの人の目に止まればいい」といった考えが強いせいなのかもしれませんね。でも、交流目的で使っているツールの中に「広告」というものは邪魔な存在になってしまい、企業イメージを下げる逆効果になってしまいます。
SNSの発信には、作った言葉を並べた広告のような投稿ではなく、お客さんのためになる「情報発信」が必要になってきます。
情報発信は商品説明ではない。
コンサル先で「仕事のこと、商品のことなど、商売で提供することの情報を書いてください」というカリキュラムを行うと、大抵の方は、その内容説明をしようとしてしまいます。機能や性能、成分など...確かに、内容説明も大事なんですけど、その説明は「どんな人に」「どんなシチュエーションに」「どんなときに」必要なものなのかっていうところまで明確にしていかないといけないんですよね。
じつは、お客さんは「それを知ってどうしたらいいのか?」っていうことがわからないんです。
情報発信はお客さんが望む情報内容を入れる
お客さんが望む「情報」とは、なんだろう?
情報発信をしていくには、ココも考えることが必要になってきます。
リアルタイムの生の声、その日しか見られないこと、それもお客さんにとって購入、来店の目安になる「情報」なんですよね。
そして、「情報」は単に流すものではなく、必要とするお客さんに対してアテンドしていくものだとも思います。その「情報」が当てはまるパターンは人の数だけあるものなので、いろんな想定パターンも必要になってくるってことです。
「その発信で何がしたいのか?」という、発信コンセプトをつくる
企業でのSNS活用には「その発信で何がしたいのか?」っていう、発信コンセプトを出す事が必要になってきます。この「何がしたい!」というのが、情報発信の上でキモな部分なんです。
そして、ここの目標を高くし過ぎたり、高尚な言葉で括ろうとすると、毎日の発信に負荷がかかってしまいます。この「何がしたい!」は、もっとベタなものでいいんです。
例えば「お客さんともう少し仲良くなりたい」としたならば、「この間盛り上がった話を、また思い出して欲しいから、そのことを投稿しておこう」でいいんです。
SNSの発信は、日常の足りなかったことを補うことができます。補うことで、足りなかった部分を埋めていける、埋めることでいい関係に繋げることができる。
そういう使い方がしていけますし、そういうことがお客さんにとっての情報になるってことです。
情報発信にはその発信コンセプトを決め、そこにフレームワークをつけたり、プランニングすることも必要となってきます。
情報をお伝えして終わりにするのではなく、その情報で提供内容をより良いものにする。そのためには、お客さんに必要とされる情報発信とは何か?を常に考えていきたいですね。
発信コンセプトが思いつかない。
一緒に考えてもらいたい。
そういった方のご相談に乗ります。
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